トヨタが新型GRスープラGT4 EVO2を発売スタート!価格は日本円で3,000万円超え!スズキが2025年モデルとなるクロスビーを発表でボディカラーの種類を拡大
更にパフォーマンスを向上させたGRスープラGT4 EVO2が発売スタート!
2024年8月22日、トヨタのモータースポーツ部門となるトヨタ・ガズー・レーシング(TGR)が、2ドアスポーツクーペでお馴染みGRスープラをベースにしたレーシングモデルとなるGRスープラGT4エヴォ2(Toyota New GR Supra GT4 Evo2)を発売スタートしました。
GRスープラGT4は、2020年に発売して以降累計120台が販売され、様々な国際レースにて500回以上表彰されており、更にアジア/アメリカ/欧州の3地域でクラス別シリーズチャンピオンにもなっているほど。
今回のGT4 EVO2では、これまでのレーシングドライバーなどの意見をフィードバックした上で、更にパフォーマンスを向上させています。
GT4 EVOよりも更にパフォーマンスを向上させたのがGT4 EVO2
こちらが今回発売された、GRスープラGT4 EVO2。
元々販売されていたGT4 EVOでは、ブレーキやハンドリング、エンジンパフォーマンスを向上させ、様々な経験レベルのドライバーにとって運転しやすいクルマに仕上げられました。
その後、ドライバーの意見をフィードバックすることで、更にパフォーマンスや信頼性、操作性を向上。
具体的には、タイヤの種類を変更したり、摩耗状況やコースコンディションに応じて最適なブレーキング、およびコーナリングができるようにABSのマップをきめ細やかにリチューニング。
加えて、ソフトのアップデートにより回転数制御のさらなる見直しを行うことで、シフトダウン時間を短縮しているとのことで、これによりブレーキング時の減速コントロール性を改善し、コーナリングスピードの向上につなげているとのこと。
そして、エンジンやブレーキ、ドライブトレーンの各冷却性能の向上に加え、コックピット温度の最適化を図ることで過酷なコンディションでも運転しやすく、高いパフォーマンスを維持し続けられように改善。
これらの改良により、プロドライバーだけでなく世界中のGT4レースに意欲的に参戦するアマチュアドライバーも運転しやすいクルマに仕上げているそうです。
ちなみにこのモデル、2025年1月にデイトナ24時間レース併催のIMSAミシュラン・パイロット・チャレンジの第1戦で世界デビューする予定ですが、それ以前のイベントでも出展される可能性が高そう。
GRスープラGT4 EVO2の基本仕様をチェック!
以下は、本モデルの基本仕様となります。
■全長4,460mm×全幅1,855mm
■ボディ構造:高剛性ロールケージ付スチール及びアルミボディ(FIA規則に準拠)
■フロントスポイラー:天然繊維コンポジット
■リヤウイング:天然繊維コンポジット
■燃料タンク:120L FT3安全タンク(ATL製)
■ドライバーシート:レーシングバケットシート(OMP製)、6点式シートベルト(FIA 8862-2009)
パワートレイン:排気量3.0L 直列6気筒ターボチャージャー
■最高出力:SROのBOPによる(SRO BOPの調整にはUSBパワースティックを使用)
■最大トルク:660Nm
■エンジンECU:マニエッティ・マレリ製レーシングECU
■排気システム:アクラポヴィッチ製レース用排気システム+メタル触媒
■潤滑油:ラベノール製オイル
■トランスミッション:オートマチック トランスミッションパドルシフト付(ZF製)
■ディファレンシャル:レース用機械式リミテッドスリップデフ(DREXLER製)
■ドライブシャフト:レース用ドライブシャフト(GKN製)
■フロントサスペンション:マクファーソンストラット
■リヤサスペンション:マルチリンク
■アブソーバー:レース用調整式(KW製)
■ステアリング:電動式ラックアンドピニオン
■フロントブレーキ:6ピストンレーシングキャリパー(Brembo)、Φ390スチールディスク
■リアブレーキ:4ピストンレーシングキャリパー(Brembo)、Φ355スチールディスク
■フロント/リヤタイヤ:305/660-18/305/660-18(Pirelli)
■ホイール:11J×18インチ(OZ製)
気になるGRスープラGT4 EVO2の価格は?
最後に気になる価格帯ですが、為替レートや輸送費のほか、様々な状況を鑑みて総合的に判断をしているため、地域ごとに価格が異なるものの、欧州販売価格では202,000ユーロ(日本円に換算して約3,275万円)となっています。