フラッグシップセダンLSが全く売れず一部改良の気配もない…新型LBXは「最も早く納車」可能に!レクサスが2024年8月30日時点での最新工場出荷目途を更新
レクサスは話題性のあるモデルと、そうでないモデルとの差が極端すぎる
レクサスが定期的に更新している、既存ラインナップモデルを対象とした工場出荷目途ですが、今回は2024年8月30日時点での最新情報が更新されています。
この他にも、現時点でラインナップされているフラッグシップセダンのLSの現状に加え、いよいよ本格的に増産?生産性を強化?するであろう新型LBXについてもチェックしていきたいと思います。
特にLBXは、上級グレードCOOL/RELAXの受注や生産も落ち着いてきたのか、納期も半年以上から大幅に短縮されているようです。
現行LSは完全に蚊帳の外…そろそろ2025年モデルの話があってもおかしくないのだが
まずはレクサスのフラッグシップセダンでありながらも、完全に蚊帳の外状態となっているLSについて。
ガソリンモデルのLS500と、ハイブリッドモデルのLS500hの2種類をラインナップするLSですが、ビッグマイナーチェンジのタイミングでV型8気筒自然吸気エンジンを廃止し、ハイブリッドモデルはV6 NAがベース、ガソリンモデルはV6ツインターボがベースとなりました。
その後、内外装の刷新や新世代ドライビングサポートAdvanced Driveを導入するなど、様々な改良や手直しが行われてきたLSですが、セダン需要の低迷やリセールの問題、更には内外装の質感が1世代~2世代ほど遅れてしまっていることから、他モデルに比べて商品力は大幅に低下。
2023年10月には、「レクサス初」となる12.3インチフル液晶メーターを採用するなど、レクサスのフラッグシップモデルとしてのプライドをもって商品力アップによる販売増が期待されましたが、その期待も虚しく、販売店によっては1か月で1台も売れていないところもあるようです。
そんなLSも、最後に一部改良版として発売されたのが2023年10月ですから、そろそろ2025年モデルとして2024年10月~11月頃に改良版発表しても不思議ではないところ。
しかしながら、そういった速報レベルの改良・変更情報が全く入っていないことを考えると、RX同様に型式指定における不正問題の影響で発売時期が遅れているのかもしれないですし、そもそも大幅な改良ができるほどの手直しが無く、次期モデルへの余力残し?ということも考えられるかもしれません。
LBXはラインナップモデルの中で最も「納期が短い」
続いては、レクサスの最安価モデルとなる新型LBXですが、こちらは同社のラインナップモデルで「最も納期が短くなっている」とのこと。
このあとの工場出荷目途一覧でも紹介しますが、COOL/RELAX共に2024年8月下旬時点での納期としては「3か月程度」と非常に早く、最も売れ筋となるであろうELEGANT(エレガント)グレードに至っては、2024年10月下旬に正式に発売される予定なので、最も早い方だと2024年11月中旬~12月頃にはユーザー向けの納車が進められるとのこと。
LBXは一時期、年間で生産できる台数が限られる?などの情報がありましたが、今となってはデイリーオーダーへと変更され、誰でも簡単に購入できる状態になっているとのことでトヨタ/レクサスの煽りに翻弄されることも無さそう。
LBXのハイパフォーマンスモデルとなるLBX MORIZO RRに関しては、初回抽選限定100台のみとなるBespoke Buildや、スタンダードモデルの初回生産は限定的になると思われるものの、こういったニッチなモデルは最初の数か月間だけ注目され、その後は受注も落ち着いてデイリーオーダーへと切り替えられるかもしれないので、2025年明けまでは様子見になりそうです。