燃費ヤバいな…トヨタ新型プリウスでアメリカ一周した男性が話題に→何と約5,000km走らせての平均燃費は脅威の「39.6km/L」でギネス記録更新!

新型プリウスは長距離移動だと、とんでもない力を発揮する

2023年1月に発表・発売されて1年8か月が経過する、トヨタのフルモデルチェンジ版・新型プリウス (Toyota New Prius, 60系)。

今回のモデルチェンジにより、排気量1.8L 直列4気筒自然吸気エンジンをベースにしたハイブリッド(HEV)モデルと、排気量2.0L 直列4気筒ダイナミックフォースエンジンをベースにハイブリッドモデルとプラグインハイブリッド(PHEV)の大きく3種類がラインナップされました。

そして今回、アメリカにてハイブリッドシステムを採用する現行プリウスにてアメリカを一周し、そのときの平均燃費が39.6km/L(93.1mpg)だったことが明らかとなりました。


起亜ニロの燃費記録を更新しギネス記録も!

こちらが今回、アメリカを一周したというシルバーカラーでベースグレードLEとなる新型プリウス。

パワートレインは、排気量2.0L 直列4気筒ダイナミックフォースエンジン+ハイブリッドシステムを搭載し、日本市場向けのように1.8L HEVの設定は無し。

約5,170km走らせての平均燃費は39.6km/L!

本モデルを所有するウェイン・ガーデス氏によると、アメリカはロサンゼルスからニューヨーク市までの距離となる3,211.7マイル(5,169km)をひたすらに走り続け、そのときの平均燃費が93.1mpg(39.6km/L)だったことを明かし、この記録は2016年に起亜ニロ (Kia Niro) の平均燃費76.6mpg(32.6km/L)を大幅に上回る記録となりました。

参考までに、LEグレードのカタログ燃費は市街地で57mpg(24.2km/L)、高速道路で56mpg(23.8km/L)、総合で57mpg(24.2km/L)となるため、カタログ燃費よりも1.5倍以上の低燃費で走行していたことがわかります。

そもそもどのような方法で、これだけの低燃費をたたき出した?

そしてこちらが今回、93.1mpgというとんでもない燃費性能をたたき出したウェイン・ガーデス氏で、起亜ニロの燃費性能超えを果たしたためギネス記録を更新しました。

同氏によると、これだけの燃費性能をたたき出した背景には、非常に穏やかな加速とブレーキングといった、エンジンへの負荷を極力軽減し、燃費を向上させることを目的としたハイパーマイリング技術を駆使したとのこと。

また、効率的な運転を目指すためのルートを事前に計画していましたが、それでも山を越え、市街地の交通渋滞に対処する必要がありました。

走行距離に対して平均燃費で換算すると、給油回数は約3回!

常に平坦な道を走行していたわけでもないですし、時間帯も夜中だけを走行していたわけではないため、様々な条件においても「燃費が悪化するシーン」は必ずあったはずですが、それでも平均値でカタログ燃費を大幅に上回ってきたのはお見事。

ちなみに、今回の総走行距離3,211.7マイル(5,169km)に対し、プリウスが実質消費したガソリンは僅か34.5ガロン(130.6L)。

参考までに、プリウスの燃料タンク容量は43Lになるため、約3回ほどの満タン給油で走行できることを考えると、トヨタのハイブリッドシステムは驚異的。

2ページ目:そもそも新型プリウスは、日本の街中や高速道路などを走らせると、無給油で何km走れるの?