(2025年モデル)日産の新型フェアレディZ (RZ34)はイメージカラー2色を廃止にすることでハードルを上げてることに?結果的に日産はブランド価値を下げることになりそう
イメージカラー全てが廃止になるのは極めて珍しい気もするが…
日産が2022年7月に日本向けとして発売した、ビッグマイナーチェンジ版・新型フェアレディZ (Nissan New Fairlady Z, RZ34)。
本モデルのイメージカラーとして、初回抽選限定240台のみ販売されたProto Spec専用色でもあるイカズチイエロー×スーパーブラックルーフ2トーンや、「悪魔のZ」を彷彿とさせるセイランブルー×スーパーブラックルーフ2トーンが設定されました。
しかしながら、これらのボディカラーは2024年11月8日に受注再開&発表予定となっている2025年モデルより廃止となる予定で、もう二度とこれらのカラーを新車オーダーできなくなるようです。
せっかくRZ34に定着したイメージカラーなだけに、このタイミングで全て廃止となるのは極めて稀だと思うのですが、セイランブルー×スーパーブラックルーフの個体を所有するオーナーとしても残念でなりません。
イメージカラーや人気カラーが廃止となった背景には、塗装工程の問題が影響している噂も
2024年10月現在も受注停止が続くフェアレディZ (RZ34)ですが、実は2024年12月中に日本全国のバックオーダーの生産が完了する目途が立ったため、先程の通り2024年11月8日に2025年モデルの受注が開始される計画となっています。
つまり、RZ34の生産ペースはこれまで以上にハイペースで、以前まで「2025年~2026年ぐらいまでの長納期」と噂されたNISMOも生産完了する計画ですから、ようやく日産も日本向けの生産に注力してくれた、ということなのかも。
ちなみに、先程のRZ34のイメージカラー含め、カーマインレッド×スーパーブラックルーフ2トーンや、プリズムホワイト×スーパーブラックルーフ2トーンが廃止となる理由については明言されていないものの、以前より噂されている「塗装問題」が影響しているとの情報も。
新規受注を待ち望むユーザーからすると「塗装問題で主力カラーが廃止」になるのは納得できない?
これは国内カーメディア・ドライバーWebでも報じている通り、栃木工場の日産インテリジェントファクトリーにおいて「塗装工程に問題がある」と言われていました。
日産インテリジェントファクトリーは、従来からの労働集約型の生産から脱却することで、人手不足に対応するための労働環境を変え、匠の技を伝承したロボットによる最高品質の量産、人とロボットが共生するような「誰でも働きやすい職場」を目指したもの。
さらに、ゼロ・エミッションの生産システムなどを実現しているわけですが、最高品質と謳っておきながら「品質が担保できない状態が続いている」といった理由から、以前よりRZ34やアリアの塗装問題で長納期化しているという話でしたが、もしもこうした理由によりイメージカラーや人気カラーが廃止となるのであれば、受注再開を待ち望んだ方からすると「納得しづらい」のが正直なところ。
ちなみに2025年モデルでは、イカズチイエロー×スーパーブラックルーフ2トーンが廃止するものの代替カラーの設定無し。
プリズムホワイト×スーパーブラックルーフ2トーンの代替カラーには、ブリリアントホワイトパール×スーパーブラックルーフ2トーン。
カーマインレッド×スーパーブラックルーフ2トーンの代替カラーは、ビッグMC前のZ34でも採用されていたバイブラントレッド×スーパーブラックルーフ2トーン。
そして、私も所有しているセイランブルー×スーパーブラックルーフ2トーンの代替カラーには、GT-R R35にも採用されているワンガンブルーのモノトーンとなっています。