スズキ新型フロンクスの先行受注数は9,000台を突破!納期は半年以上先に…一部改良版・レクサス新型LX700hのスペックやグレード構成が明らかに

目標月販の9倍!新型フロンクスはBセグメントSUVのダークホースになれるか?

2024年10月16日に発売された、スズキのBセグメントSUVモデルとなる新型フロンクス (Suzuki New Fronx)。

日本ではなくインド工場での生産となるため、生産ラインの簡素化と安定した供給を目的に実質1グレードのみの構成となり、9インチナビゲーションディスプレイも標準装備であることから、車両本体価格は2,541,000円~2,739,000円(税込み)とお高めではあるものの、その分快適装備も充実しているので商品力としてはハイレベル。

そんなフロンクスの国内受注台数が9,000台を突破しており(目標月販台数は1,000台と低め)、納期も既に7か月~8か月相当になっていることが明らかとなりました。


新型フロンクスがここまで売れているのは、発売前から早い段階で実車に触れられたことが大きい

スズキによると、「新型フロンクスは2024年8月1日からの先行ティーザーサイトオープンや、537か所にも及ぶ先行実車展示会といった情報を早めに展開した、そして発売前から実車に触れることのできる機会があったことが、ユーザーの関心を集めたことに繋がった」と語っており、加えてSNSなどのデジタルツールを活かしたことも、先行受注9,000台という大台につながったと説明しています。
※先行受注台数9,000台のなかに、ディーラーのデモカー(試乗車・展示車)分が含まれているか不明

ただしその一方で「フロンクスは、日本だけでなくインド市場でも大きく伸びていてるので生産するのが精一杯だ。品質とボリュームの確保を考える必要がある」として、輸入台数を拡大することが難しいと説明。

やはりインド生産の車は”ニオイ”も大きな課題の一つらしい

ちなみに、先代モデルとしてラインナップされていたバレーノが、国内での販売で苦戦した理由について問われると、「ドアを開けたときの独特のニオイがイヤだったり、電動格納式ドアミラーがないなど、市場のニーズにズレがあった」と回答。

更に「インド産ということで品質面含めて販売店も慎重になりすぎたので、今回は日本市場のニーズに合わせて仕様を作り込んだ」とも語っているそうです。

参考までに、同じインド生産でBセグメントSUVとして日本でも販売されているホンダ新型WR-Vですが、実際に所有しているオーナーからすると、車内のニオイが気になり、納車された瞬間から「スパイスもしくはカレーのようなニオイで不快になる」ことがあったため、改めてインド生産特有の気を付けねばならないポイント・課題が多いのかもしれませんし、スズキはバレーノでの失敗をフロンクスに活かしていたのかもしれません。

え?新車が臭い?ホンダ新型WR-Vを辛口でインプレ!内装と微妙なポイントをお伝えします。いろんなところでインドみが強い。HONDAらしい内装

私が所有するWR-Vも、今後改良される機会があるのであれば、電動パーキングブレーキ[EPB]やオートブレーキホールド[ABH]、ブラインドスポットインフォメーション[BSI]、マルチビューカメラ、そしてシートヒーターといった快適装備を採用することに注力するのではなく、不快なニオイの解消をすることを優先してほしいところです。

2ページ目:2025年モデルのレクサス新型LX600/LX700hに関して、アメリカ市場向けのグレードや仕様が明らかに!