2025年モデル 一部改良版・日産の新型フェアレディZ (RZ34)は「10万円以上」の値上げに。生産・販売終了の噂が浮上する理由とは?ボディカラーまとめも
何かと世間を騒がせているフェアレディZ (RZ34)
いよいよ2024年11月8日に発表/2025年2月に発売予定となっている、日産の2025年モデルとなる一部改良版・新型フェアレディZ (Nissan New Fairlady Z, RZ34)。
2022年7月末に日本向けとしてビッグマイナーチェンジ版が発売されて2年以上が経過し、2023年8月1日に「2024年モデル」として初の一部改良を果たしました。
そして今回、2回目の一部改良と共に、台数限定生産に加え、「MY25モデルで生産・販売終了」との噂が浮上しています。
MY25モデルで生産終了 → 騒音規制のフェーズ3に対応できないから?
MY25モデルで生産・販売終了との噂が浮上したときは衝撃的でしたが、現時点で考えられる理由は、GT-R R35同様に騒音規制のフェーズ3に対応できない可能性があるから。
なお環境省の公式ホームページでは、騒音規制のフェーズ3は2026年7月より適用される予定で、道路端にて自動車の走行音を聞いたときに「71db以下」を規定しているようです。
つまり、日産の体力的な問題により生産・販売が終了するというよりも、「国の規制がより厳しくなるために終了せざるを得ない」ということに。
参考までに、「70db」は掃除機や騒々しい街頭、キータイプの音に該当し、一般的に「うるさい騒音レベル」となるようです。
何れにしても、日産からGT-R R35同様に2ドアスポーツクーペが一斉廃止との噂が浮上するのは穏やかではないですし、三菱のようにSUVやトラックに注力しつつも、一部の市場ではセダン、日本では軽自動車やミニバンといった形で、カテゴリーを限定させて販売に注力していくことも考えられそう。
スポーツカーこそ、自動車メーカーを象徴するモデルだと思う
個人的には、スポーツカーこそ各自動車メーカーを象徴するブランドだと思っていて、「日産といえばGT-RとZだよね」というイメージが強く、他のカテゴリーに比べてニッチで数が出ないにしても、人々を魅了するエモーショナルな車だからこそ継続して販売してほしいところ。
【企業】#NissanNEXT A to Z
日産が、2020-2023年度事業構造改革発表記者会見のエンディングに放映した上の動画にて、様々な新車・新型車のシルエットが流れる中、最後にRZ34のシルエットが登場したとき、おそらく多くの方が「マジか!」「やっぱり日産はこうでなくちゃ!」と思ったはず。
これがスポーツカーブランドの強みであり、日産を支える原動力だと思っていますが、スポーツカーが日産から無くなることは、利益以上に失われるものが大きいのではないか?とも思うんですね。