日産の新型フェアレディZ (RZ34)で多数の不具合・トラブルが発生?「サイドウィンドウの保護ゴムが破れる」「塗装の色味がパーツによって異なる」等

トラブルが無さそうに見えて、意外とトラブルや不具合の報告の多いフェアレディZ (RZ34)

2022年7月に発売されて、既に2年3か月以上が経過した日産のビッグマイナーチェンジ版・新型フェアレディZ (Nissan New Fairlady Z, RZ34)。

2025年11月8日には、2025年モデルとして待望の受注再開&発表される予定で、SOSコールの全車標準装備や、ボディカラーの変更などが実施される予定です。

RZ34は、まだまだ市場に出回っていない希少車種ということもあって、トラブルや不具合等の報告はほとんどないのですが、当ブログの読者様でRZ34オーナー様、複数の不具合・トラブル例の報告をいただいていますので、その内容について紹介していきたいと思います。

もしかすると、他のRZ34オーナー様で同様の不具合が生じている恐れもありますので、その際には最寄りの日産ディーラーにて相談していただくことをおススメします。


サイドウィンドウ保護のゴム破れ

まずは、多くの不具合・トラブル報告をいただいているのが、上の画像の赤丸にあるサイドウィンドウを保護するゴムが破れるというトラブル。

私のRZ34では破れは生じていないものの、どうやら多くのオーナー様の車両では破れが発生しているとのこと。

具体的にどのような条件で発生するのか、経年劣化によるものなのか、季節的な影響をうけてなのかは不明ですが、元々この部分は薄っぺらいゴム1枚で覆われているだけなので、意外と簡単に破れてしまうようです。

なお、ゴムが破れたオーナー様の情報によると、日産ディーラーに報告すると「保証で無償交換」していただけるそうなので、一度実物を確認していただくことをおススメします。

ヘッドライトレンズとパネルが干渉して塗装剥がれの原因に?

続いて、こちらも多くの報告をいただいているのが、上の画像の赤丸部分にあるヘッドライトレンズとフロントバンパー間について。

オーナー様からの報告によると、どうやら赤丸部分に干渉防止用のゴムを付けている個体があるそうで、しかしこのゴムがどのロットより追加されたのか不明とのこと。

2023年に届け出されたフロントバンパーのリコール前後で異なるのか、それともMY22モデルとMY24モデルで異なるのかは不明ながらも、フロントバンパーの建付けの問題によるものなのか、ヘッドライトレンズと干渉してバンパーの塗装が剥げてしまうといった報告が挙がっています。

ちなみに私のRZ34は、ゴムのような干渉防止品は付いていませんが、塗装剥げや”チリ”が合っていないといった問題は起きていないものの、2024年10月に届け出されたワイヤーハーネスのリコールでは、バンパーを取り外してのそこそこ大掛かりな作業になるとのことで、その際に干渉しないかが心配なところです。

私のRZ34も今回のリコール(厳密には改善対策の届け出番号702)の対象に含まれていますが、日産ディーラー曰く、具体的にどのタイミングで改善対策が実施されるのか、2024年内に実施されるのかも明確になっていないとのこと。

そもそも私がお世話になっている日産ディーラーでは、フェアレディZ (RZ34)の納車台数が5台にも到達していないため、最初の1台目の交換作業には2日~3日ほどかかる恐れがあるとのことですし、そのディーラーでの納車第一号が私だったことを考えると人柱にならざるを得ない状況になっています。

2ページ目:フェアレディZ (RZ34)の給油蓋とフェンダー付近の塗装の色味が違う?