マイナーチェンジ版・(3型)スズキ新型ソリオ/ソリオバンディットの気になるポイント!競合のルーミー/トールに劣る点や「あの機能」は備わっている?
商品力を大幅に向上させる新型ソリオ/ソリオバンディットだが、やはり気になる点もある
2025年1月に発売予定となっている、マイナーチェンジ版・スズキ新型ソリオ (Suzuki New Solio, 3型)/ソリオバンディット (New Solio Bandit, 3型)。
前回のブログでは、どこよりも早く本モデルのグレード別価格帯と見積もり内容を紹介しましたが、今回はマイナーチェンジすることで商品力は上がるものの、他の気になるポイントをいくつか見ていきたいと思います。
後席スライドドアを採用する実用性の高いMPVモデルということもあり、ファミリーユースを筆頭に幅広い層にも愛される一台かと思いますが、そのなかでも個人的に「ここは何とか良くなっていてほしい」と思う部分もあるのでチェックしていきたいと思います。
スリムサーキュレーターやロールサンシェードは継続採用されている?
まずは、スズキの定番アイテムになっているスリムサーキュレーターやロールサンシェードが継続採用されているだろうか?ということ。
スリムサーキュレーターは、天井に設けられたエアコンなどを効率よく循環するユーティリティで、軽トールワゴンのスペーシアシリーズにも採用されるほど。
私も以前所有していたトヨタ現行シエンタ (Toyota New Sienta)や、現在所有している三菱デリカミニ (Mitsubishi New Delica Mini)では天井サーキュレーターが備わっているため、夏場の後席の冷却がスムーズで「子供がサーキュレーターが備わっていない車には乗れない」と感じるほど。
一方のロールサンシェードは、リアドアに設けられている日除けになるわけですが、最近では軽トールワゴンでも当たり前のように採用されている機能になるため、2型の現行ソリオ/ソリオバンディットにも採用されています。
今回この機能を取り上げた背景には、機能性を大幅に向上させたビッグマイナーチェンジということもあり、全グレードにおいてマイルドハイブリッドが採用されているため、車両本体価格は2型に比べて最大約28万円も値上げ。
もしかすると、この値上げも最小限に抑えるため「簡易カタログに記載していないだけで、材料費や物流費の高騰による影響で、実は一部のパーツは廃止・省かれているのではないか?」ということも予想されることから、敢えてこれらの快適装備を気になるポイントとしてピックアップしてみました。
現時点では実車を拝見できていないため、個人的に気になる要素の筆頭に抑えていますが、実車が展示された場合は真っ先に確認したいポイントでもあります。
ホイールデザインが変わっていないこと
続いては、フルモデルチェンジ級の大幅変更でありながらもホイール意匠が一切変更されていないこと。
予算の関係もあるとは思いますが、電動パーキングブレーキ[EPB]+オートブレーキホールド[ABH]機能や、エクステリアデザインの変更、更にパワートレインが全グレードにおいてマイルドハイブリッドになったことを考えると、ホイール意匠は変更できなかった可能性も考えられそう。
ただ、これはあくまでも気になるポイントとしてピックアップしただけで、ホイール意匠が変更されなかったから不満だったというわけではないので注意。
今回のビッグマイナーチェンジは、ネガティブ要素を上手く埋めてきたモデルだと考えていますし、競合モデルとなるトヨタ・ルーミー (Toyota ROOMY)やダイハツ・トール (Daihatsu THOR)に十分対抗できる一台だと考えています。