日産の新型フェアレディZ (RZ34)のリコール完了!9速ATのシフトショック問題に関する対策プログラムの書換えも…そして新色ミッドナイトパープルの感想は?

諸々アップデートされた新型フェアレディZ (RZ34)で新たなカーライフを満喫できそうだ

前回のブログにて、日産の新型フェアレディZ (Nissan New Fairlady Z, RZ34)にリコールが届け出されたことをお伝えしました。

私が所有するRZ34もリコールの対象となったため、早速いつもお世話になっている日産ディーラーにて対応していただきました。

この他にも、以前より何かと不満に思っていた9速ATのシフトショックについても事前に相談していたため、こちらもメーカーから対策プログラムがリリースされていたので書き換え作業をお願いすることに。

あとは、2024年11月8日に発表予定となっている2025年モデルの新型Zの新色についてもインプレッションしていきたいと思います。


リコールの作業時間は3~4時間ほど

まずはRZ34のリコール作業について。

今回の不具合としては、ポップアップフードの電気配線において、バンパーハーネスのコネクタ端子配列が不適切だったため、歩行者衝突検知センサの入力値が正しく演算されないとのこと。

この場合においても、ポップアップフードの作動は保安基準を満足することを確認しているものの、社内基準の試験条件下において、正しく作動しないおそれがあるとしてリコールを届け出ています。

改善措置としては、正しい端子配列のバンパーハーネスに交換するリコール作業を実施するとのことですが、リコール作業としては概ね3時間~4時間程度で完了したそうで、特に目立った問題などはなかったそうです。

ただ、フロントバンパーを外す際にヘッドライトなどにキズが付かないようにマスキングテープや養生テープなどを貼付した関係で、各種パーツ表面に粘着跡が少し残ってしまったため、こちらは後々洗車して落とす必要がありそう。

販売店側も、フェアレディZやGT-Rといったスポーツカー系はもちろんのこと、他の車両においてもオーナーからの要望が無い限りはあまり洗車しないように心がけているそうです(過去に他のお客さんからGT-R R35 NISMOの洗車のリクエストはあったものの、なぜかトラブルになったことがあったそうです)。

9速ATのシフトショック問題に関する改善プログラムへの書換えについて

続いて、以前より何かと気になっていた9速ATのシフトショックについて。

シフトショックにおいては、パドル操作によって3速 → 2速、もしくは2速 → 1速にシフトダウンした際、6速MT操作時に感じるような、クラッチ操作ミスと共に生じる急ブレーキするような独特の挙動(ショック?)を感じることが多いんですね。

特に2速 → 1速にシフトダウンし、一時停止線手前で停止寸前に急ブレーキするような挙動が多いため、ドライバーだけでなく助手席の乗員も毎回ビビるレベル。

念の為、パドル操作はせずにフットブレーキにて減速し、手動ではなく自動シフトダウン → 一時停止してから再び加速しようとしても、たまに大きなショックが感じられること。

さすがにこのような症状が何度も起きてしまうと、運転している側はまだ我慢できても、乗員側が不安に思うこともあるためディーラーに相談することに。

先程のリコール対応のタイミングに合わせて、事前に「どのような状況で」、「どのような挙動を見せるのか」をドライブレコーダーの記録をお見せしながら説明 → 実際にディーラースタッフさんにも試乗していただき情報を共有。

ディーラーからメーカーに問合せしたところ、9速ATに関連する対策プログラムがリリースされていたとのことで、この改善プログラムに書き換えていただき、しばらく様子見することとします。

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