レクサス新型LX600が納車されて18か月が経過!走行距離は1万kmちょっと…故障やトラブル、余計な出費は?やはりセキュリティ面は不満が多いかも
早いもので、私のLX600も納車されて1年半が経過!
2023年5月に私に納車されて1年半(18か月)が経過した、レクサスのフルモデルチェンジ版・新型LX600ベースグレード・3列7人乗り[4WD]。
総走行距離としては1万kmちょっとと、そこまで距離は伸びていないものの、複数台所有している身としては結構走らせている方。
基本的には長距離移動用だったり、高速道路がメインだったりするため、どうしても利用比率としては下道メインのトヨタ新型ランドクルーザー300 (Toyota New Land Cruiser 300)の方が多かったりもしますが、それだけLX600でも遠出用として活用する頻度が多いのだと思われます。
今回は、LX600を1年半所有してみての総合的な評価に加え、そもそも故障やトラブルなどは発生しているのか?余計な出費などはあるのかも見ていきたいと思います。
色々と不満はあれど、LX600の仕上がりには満足している
まずはLX600の内外装の仕上がりについて。
これまで当ブログでは、LX600の内外装や走り、予防安全装備Lexus Safety Senseについて様々な感想をまとめていきましたが、色々不満はあれど、やはりレクサスとしての品質の高さ、安全装備の精度の高さは高く評価していて満足度も十分高いと思っています。
何よりもこの大柄なサイズ感と希少性に関しては、いうまでもなく所有満足度が高いですし、乗る度にて「自分みたいな人間でも、こんなレクサス車に乗れるんだなぁ・・・」と再確認できるほどの存在感なんです。
LX600に乗るからこそ、更に安全運転に対する意識が高くなる
だからといって、LX600に乗ってるから偉いというわけではなく、LX600という目立つクルマを乗っているからこそ「これまでと変わらない周りを見ての安全運転を…」という意識が強くなりますし、ある意味で「誰かの命を預かり、誰かの命を守っている」というドライバーとしての初心を忘れない車だとも思っています。
正直、この車で目立つようなことはできないですし、ただ停まっているだけでも存在自体が目立ちすぎる車なので、自分自身の気持ちを何度も引き締めてくれることに変わりないため、今後も大事に乗っていきたいと思える車です。
LX600で本来もっと力を入れるべきは「盗難対策とセキュリティ」
LX600の仕上がりには満足しながらも、個人的にやっぱり「ここは改善してほしい」と思っているのが盗難対策。
LX600やトヨタ・ランドクルーザー300は、日本国内でも窃盗団によって盗まれる車のワーストクラス。
やはり盗難対策にも力を入れてほしいのが正直なところで、ここ最近のトヨタ/レクサスでは、システムセキュリティをディーラーオプションもしくは標準装備で設定していますが、これらのシステムセキュリティをいとも簡単に突破していまうのが、現在大きな話題となっているゲームボーイ(別名:キーエミュレーター)システムなんですね。
トヨタ/レクサスの盗難意識の低さが露呈
しかも、(LX600ではラインナップされていませんが…)LBXなどではディーラーオプションとしてハンドルロックも販売していて、しかしこのハンドルロックでは簡単に窃盗団によって切断されてしまうでしょうから(単なる時間稼ぎにしかならない)、そもそもキー解錠されて侵入されてしまう時点で「盗難防止/対策」ではないですし、「ハンドルロック=盗難防止グッズ」と定義しているのも意味不明。
本当にこのグッズだけで盗難を阻止できていると思っているのかも疑問ですし、このグッズをディーラーオプションとして大々的に販売しているのを見て、トヨタ/レクサスの盗難対策に対する意識の低さが露呈されたため、社外製のシステムセキュリティやシャッター付ガレージに停めるなど、やはり自分で守らなければならないのだとつくづく実感。
総合的に考えると、LX600の価格は割高に感じる
LX600の車両本体価格は1,250万円(税込み)で、乗り出し価格だと約1,500万円にも上りますが、これだけの費用を支払っているからこそ、トヨタ/レクサスは「もっとコストをかけなければならないところがあるのでは?」と思うんですね。
先進性や品質、予防安全装備、耐久性・信頼性を向上させるためにコストをかけることは大事だと思いますが、「いとも簡単に盗まれてしまうような車」こそ、品質や乗り心地以前の問題だと思いますし、もう少し見つめるべきポイントなのではないかと思っています。