【悲劇】ランボルギーニ・ディアブロVTを積車から降ろそうとして昇降機が故障して大変なことに。パガーニ・ゾンダ760 LMロードスターが競売へ→約20億円の価値も?
スポーツカー/スーパーカーの輸送は、現地に到着するまで何が起きるかわからない
以前、ブラジルにて顧客のフェラーリSF90ストラダーレ (Ferrari SF90 Stradale)が納車される直前に、輸送車(トランスポーター)の昇降機が故障してしまい、その影響でSF90ストラダーレが損傷するという最悪のトラブルが発生しました。
そして今回、アメリカ・アイダホ州ボイシにて顧客のランボルギーニ・ディアブロVT (Lamborghini Diablo VT)をトランスポーターから降ろそうとしたところ、昇降機が故障してしまい、ディアブロが今にも横転しそうになっています。
損傷してそうでギリ損傷していない?状態のディアブロ
こちらが今回、アメリカ・アイダホ州ボイシにて目撃されたランボルギーニ・ディアブロVT。
この現場を目撃したユーザーによると、トラックを運転していた男性が、顧客のクラシックなフォード・マスタング (Ford Mustang)を預かるため、トランスポーター内に格納していたディアブロをバックで外に出そうとしたところ、昇降機が故障してしまい、上の画像のようになってしまったとのこと。
別の角度から見てみるとこんな感じ。
かなり深刻な状況ではありますが、右側のおじいちゃんの笑顔が何ともシュールですね。
画像を見る感じだと、完全に車体が横転しているわけではないものの、車体下部のパーツは一部損傷している可能性は高そうですが、どうやらこの状態で動かすことが不可能であることから、半日ほど動かさずに最善の方法で回収するために放置されていたとのこと。
放置している間は、カバーなども被さずに野ざらしの状態になっていたそうですが、結局ディアブロは問題なかったのか?仮にここから脱出できたとして、修理はできているのか気になる所。
トラックの継続的なメンテナンスが行われていたかは不明
ちなみに、今回故障したトラックを元々所有していたインターシティ・ラインズによると、何年も前にトラックを売却しているため「一切関係がない」と明言。
同社の代表者は、この種のトレーラーには「継続的なメンテナンス」が必要だと強調し、このような事故を避けるために自社の車両を30日から60日ごとに点検しているとそうですが、今回故障したトラックが定期的にメンテナンスしていたかまでは不明です。
ディアブロ自体の価値も年々高騰している模様
今回のモデルは、マイナーチェンジ前の1994年式となるディアブロVTのようですが、2019年にキャッツ・エキゾチックと呼ばれる中古車ディーラーにて295,000ドル(日本円に換算して約4,600万円)にて販売されたそうで、現時点では更に価値も高まって6,000万円以上にて取引されることもあるようです。
パワートレインは、排気量5.7L V型12気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力492psを発揮、トランスミッションは5速MT、走行距離は22,048kmとそこまで走られていません。
ランボルギーニ・ディアブロも、1990年1月に初期モデルが発表されてもうすぐ35周年がですが、今のところ具体的な特別仕様車などが追加される計画はないものの、もしかすると現在のフラッグシップV12モデルとなるレヴエルト (New Revuelto)をベースにした、ディアブロの要素を盛り込む特別仕様車が追加される可能性も高そう。