【価格は日本円で約142万円から】見た目はまさにWR-Vのセダン版!ホンダインディアがフルモデルチェンジ版・新型アメイズを世界初公開!

スズキ新型ディザイアの競合モデルとなる新型アメイズが遂に世界初公開!

2024年12月4日、ホンダのインド法人であるホンダインディアが、フルモデルチェンジ版・新型アメイズ (Honda New Amaze)を世界初公開しました。

日本やアメリカ市場では市販化されていないコンパクトエントリーセダンとなるアメイズですが、インド市場ならではの税制負担を最小限に抑えるユーザーファーストなモデルとなっています。

具体的にどういったところでインド市場では魅力的ななのか?内外装デザインも含めてチェックしていきましょう。


見た目はまさにWR-Vのセダン版

こちらが今回、3代目として世界初公開されたフルモデルチェンジ版・新型アメイズのエクステリア。

見た目の印象としては、日本市場でも市販化されているBセグメントSUVの新型WR-Vのセダン版という印象で、特にフロントマスクの意匠はWR-Vそのもの。

競合モデルとしては、スズキのコンパクトセダンとなる新型ディザイア (Suzuki New Dzire)や、ヒョンデ・オーラ (Hyundai Aura)、タタ・ティゴール (Tata Tigor)といったインド市場向けの主力セダンばかり。

ちなみに新型アメイズのプラットフォームは、先代モデルと同じアーキテクチャをベースにした改良型とのことですが、内外装自体は新設計になるとのこと。

改めてフロントマスクを見ていくと、二眼LEDヘッドライトと上部に設けられた眉毛タイプのLEDデイタイムランニングライト、ヘッドライト上部から中央へと流れるメッキ調ガーニッシュ、ハニカム形状のフロントグリル、LEDフォグランプなど、その一つ一つの意匠がWR-Vにそっく。

当ブログでは何度も紹介していますが、こちらがWR-V。

インド市場ではエレベイト (Elevate)としてラインナップされていますが、各種パーツ類は共有しているのではないか?と思えるほどにそっくりですね。

ちなみにWR-Vでは最大17インチタイヤアルミホイールが装着されていますが、アメイズは最大15インチのタイヤアルミホイールを装着するようです。

なぜインド市場では全長4,000mm未満のコンパクトカーが主流なのか?

こちらはリアクォータービュー。

シティハッチバックと概ね同じデザインとなるU字型テールランプが印象的ですね。

ちなみにこのモデル、ボディサイズは全長3,995mm×全幅1,733mm×全高1,500mmと全長が4,000mm未満となっています。

なぜインドでは、全長4,000mm未満の短いボディサイズを採用する傾向にあるのかというと、インド特有となる税制サービスGST(Good and Service Tax:物品サービス税)の負担が最も軽くなるから。

具体的には、インド市場では全長4,000mm未満の場合、ガソリン車で排気量1.2L/ディーゼル車で1.5Lを超えないモデルに限り「小型車」として扱われ、GST税率+目的税率を足し合わせた合計税率が29%とガソリン車の中で最小に抑えられます(EVは12%)。

こうした流れから、インドの自動車メーカーは、インド特有の税制を利用したモデルを展開する狙いがあるのだと考えられ、使い勝手の良さとコンパクトさだけでなく、ユーザーへの負担を可能な限り小さくしたモデルを開発したかったのではないかと予想されます。

リアテールランプの造形も美しいながらも、リアウィンカーは豆球タイプの非LEDなのはちょっと残念なところ。

2ページ目:新型アメイズのインテリアはどうなっている?