チェコ三菱が特別仕様車コルト・パフォーマンス・スポーツを初公開!ラリーアートからインスパイアされながらも、モータースポーツ部門との関係性は一切無し
今回の特別仕様車は、食指が動くかどうか?と言われると微妙かも
2023年6月、三菱は欧州市場向けにルノー・クリオ (Renault New Clio)をベースにしたOEMモデルとなる新型コルト (Mitsubishi New Colt)を発表・発売しました。
残念ながら日本市場向けの復活はありませんでしたが、今回このモデルをベースにチェコ市場向け専売となる特別仕様車が発表されました。
果たしてどのような特別仕様車なのかチェックしていきましょう。
まるでGRヤリスの特別仕様車ロバンペラEditionのような過激なカラーリング
こちらが今回、三菱のチェコ法人が販売する新型コルトの特別仕様車コルト・パフォーマンス・スポーツ (Performance Sport)。
まるでトヨタの特別仕様車GRヤリス RZ”High performance・ロバンペラEdition”を彷彿とさせるようなド派手な配色ですね。
本モデルは、ラリーからインスパイアされたレッド/ホワイト/ブラックの特別なカラーリングに設定され、インパクト小さめのエアロパーツや新デザインのマルチスポークアルミホイールを装着した特別な一台となっています。
一部の市場にのみ販売される特別仕様車は決して珍しくはない
今回のように、一部の市場向けに特別仕様車が発表・発売される例は決して珍しくなく、直近だとマツダのベルギー法人が限定24台のみとなる特別仕様車NDロードスター Geshi(夏至)を発表したことで大きな話題となりました。
コルト・パフォーマンス・スポーツもその例に沿った特別仕様車となりますが、基本的にはルノー・クリオのOEMモデルとなり、フロントマスクには無理やり感のあるダイナミックシールドグリルを採用し、しかしフロントヘッドライト意匠周りはルノーそのもの。
ただエンジン出力に関しては、従来のコルトに比べて+27%もパワーアップしているそうで、エンジンスペックの差別化も含めてのパフォーマンス・スポーツという名称が付けられているのかもしれませんね。
三菱のモータースポーツ部門は一切関与していない
改めて特別仕様車コルト・パフォーマンス・スポーツを見ていきましょう。
一番注目したいのはド派手な見た目。
ホワイト基調のボディカラーに、マットなブラックとレッドのグラフィックを施したカスタムラッピングが施されていて、三菱のラリーアートを彷彿とさせるような配色に設定。
側面やボンネットに表記されている「PERFORMANCE」の文字ですが、三菱のモータースポーツ部門との直接的な関係性を示すもの?とばかり思っていましたが、実際のところは何の関与も無く、あくまでもチェコ部門が独自で開発したものだそう。
足もとのホイール意匠はこんな感じ。
シングルのマルチスポークタイプとなる18インチOZ Racing Superturismo GTアルミホイールを標準装備し、力強いインパクトを与えています。
この他にもホイールほどのインパクトではありませんが、フロントスプリッターやサイドスカートエクステンションなど、エアロパーツなども装着されているため、従来のコルトとも上手く差別しているそうです。
ただし、空力特性が向上しているかは不明で、モデリスタ(MODELLISTA)のように単なるドレスアップパーツとして採用しているだけなのかもしれません。