チェコ三菱が特別仕様車コルト・パフォーマンス・スポーツを初公開!ラリーアートからインスパイアされながらも、モータースポーツ部門との関係性は一切無し

(続き)三菱のチェコ法人が発表した特別仕様車コルト・パフォーマンス・スポーツをチェック

引き続き、三菱のチェコ法人が発表した特別仕様車コルト・パフォーマンス・スポーツを見ていきましょう。

エンジン出力も最大トルクもアップデートされ、シャシダイでも性能確認済み

続いてパワートレインですが、排気量1.0L 直列3気筒ターボチャージャー付エンジンをベースにしつつ、チェコ法人は独自のチューニングによってエンジン出力を向上。

具体的には、最高出力101ps → 129ps/最大トルク160Nm → 222Nmまでアップデートされているそうで、上の画像の通り、実際にシャシダイに載せての評価も完了しているとのこと。

ちなみにルノー・クリオツインのエンジンスペックは、最高出力130ps/最大トルク240Nmとなっているため、このスペックを見るとコルト・パフォーマンス・スポーツは物足りない感はあるものの、スタンダードなコルトよりもパフォーマンスが向上していることが本来の目的となるため、この仕様を求めていたユーザーも多かったのかもしれません。

なお三菱チェコ法人のセールスディレクターであるウラジミール・ヘイナ氏によると、「このモデルはハイブリッドシステムを採用していないため、車体重量は1,097kgと非常に軽量なので、今回のエンジン出力アップデートによりパフォーマンスは大幅に向上した」とコメントしていますが、その一方でシャシーのアップデートについては一切ふれていないので、純正ドノーマルのままだと推測。

個人的には、出力アップに伴って更なる安定性を高める意味でもローダウンキットを採用すべきだったのでは?と思ったりもしますが、三菱のことなので緻密な走行テストを行った上で、この結果にたどり着いたのだと考えられます。


限定販売とのことだが、台数限定なのか期間限定販売なのかは不明

同氏は加えて、「コルト・パフォーマンス・スポーツの目標は、ランサーエボリューションによる同ブランドのモータースポーツでの成功にインスピレーションを得て、”運転して面白いものを作る”ことだった」と説明。

本モデルの具体的な直線でのパフォーマンスや価格帯については触れていませんが、チェコ法人の公式SNSであるLinkedlnでは「限定版」と説明されているため、おそらくは台数限定もしくは期間限定での販売になると予想。

仮に台数が少ないのであれば、価格帯も大きく跳ね上がる恐れがありますが、あとはどれだけのユーザーが注目し、購入するに至るのかも気になる所ですね。

1ページ目:特別仕様車コルト・パフォーマンス・スポーツには、モータースポーツ部門は一切関与していない?

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