トヨタ・インドネシアが新型ハイラックス・ランガを世界初公開!見た目はまるでFJランドクルーザー/ランクルミニっぽいが、ベースは何とハイラックス・チャンプ
これがトヨタの言っていた「ハイラックス・チャンプをベースにしたランクルミニ?」
2023年11月、トヨタのタイ法人が「ラダーフレームベースの安価なトラックモデル」として、新型ハイラックス・チャンプ (Toyota New Hilux Champ)を発表・発売しました。
その後、ハイラックス・チャンプをベースにしたSUVモデルとして、新型ランドクルーザーFJが登場する?とのリーク情報が展開されていましたが、今回ランドクルーザーFJと思わせるようなSUVモデルが、インドネシア市場向けとして販売されることが明らかになり、更には具体的なスペックや内外装デザインも公開されています。
早速、どのようなモデルが発表されたのかチェックしていきましょう。
この武骨なラダーフレームベースのSUVが、ランドクルーザーっぽくて良い
こちらが今回、トヨタのインドネシア法人であるトヨタ・アストラ・モーターが発表した新型ハイラックス・ランガ (New Hilux Rangga)。
このモデルは、タイ市場などにて販売されているハイラックス・チャンプをベースにしたオリジナルカスタマイズモデルだそうで、販売元はトヨタ正規ディーラーであるトヨタ・アストラ・モーターであるものの、インドネシアのボディショップにハイラックス・チャンプが持ち込まれ、SUV仕様に改造・カスタマイズされるそうです。
ちなみに車内空間としては3列シートレイアウトでありながらも、同じ3列シートSUVのフォーチュナー (Fortuner)よりも安価な価格帯にて購入できるとのことで、より多くのユーザーがラダーフレームベースのSUVを入手できるのは魅力的。
改めてハイラックス・ランガを見ていくと、その見た目は2023年8月2日にトヨタが”シレッ”と公開したベイビーランドクルーザーに似ていなくもないですが、今回インドネシアで公開されたハイラックス・ランガを見ていくと、とてもベイビーランドクルーザーとは思えないほどのサイズ感だと思いますし、そもそも3列シートSUVが”ベイビー”扱いされるのは違うと思うんですね。
ちなみにこのモデルですが、インドネシアでバスの車体を製造するニュー・アルマダと呼ばれる企業が改造・カスタマイズを担当しているそうで、本格的なユーザー向けの納車時期は2025年初め頃を予定しているとのこと。
つまり今回の世界初公開とともに、トヨタ・アストラ・モーターでは先行受注の受付けを開始しているのだと思われ、年明け早々には具体的な納期も判明するのではないかと予想されます。
参考までに、こちらが2023年8月に新型ランドクルーザー250が発表された際、その後ろにて”シレッ”と公開されたランクルと思わしきサイドシルエット。
噂されているランドクルーザーFJ/ランクルミニですが、確かに今回のハイラックス・ランガっぽい武骨なスタイリングながらも、ホイールベースとリアオーバーハングの長さが全く異なるため、おそらくは別物になると予想されます。
ベースモデルとなるハイラックス・チャンプと見比べてみると、大分印象が異なるな…
そしてこちらが、モデルベースとなっているハイラックス・チャンプのエクステリア。
トラックベースでありながらも、ここから3列シートSUVに仕上げられ、更にヘッドライト意匠もランドクルーザー250の角目を彷彿とさせるような見た目に仕上げて来るのはユニークなところ。
ちなみに画像ではスチール(鉄チン)ホイールが装着されていますが、ハイラックス・ランガではシングル6スポークのブラック塗装されたアルミホイールが標準装備され、全体的に洗練されたデザインに仕上げられるそうです。