リスペクト?それとも冒涜?フェラーリ・プロサングエを模したトヨタ新型クラウンスポーツのカスタム車両が東京オートサロン2025に登場

コメディ的な要素はあるが、フェラーリからお叱りを受けるデザインかもしれない

2025年1月10日~12日に開催された東京オートサロン2025 (TAS2025)にて、トヨタ新型クラウンスポーツ (Toyota New Crown Sport)をベースにしたユニークなカスタムモデルが出展されました。

大阪を拠点にエアロパーツやリアキャンバーキットの販売・通販・取付を行っているエアロオーバー(AERO OVER)社が、クラウンスポーツをベースにフェラーリのCUVとなるプロサングエ (Ferrari Purosangue)を模したモデルが話題となっています。

パッと見はコメディ的な要素がありつつも、エアロオーバーとしては「プロサングエに敬意を表してのカスタムモデル」として出展していますが、捉え方次第では「フェラーリが黙っていない」「フェラーリに対する冒涜だ」と言われてしまっても不思議ではないモデルかもしれません。


要所要所でプロサングエが見え隠れする絶妙なカスタム

こちらが今回、東京オートサロン2025にて出展されたクラウンスポーツをベースにしたプロサングエ仕様のカスタムモデル。

内外装自体に大きな変化はなく、あくまでも一部のエアロパーツやホイール意匠、マフラーレイアウト、そして一部のエンブレムをプロサングエ風に模したわけですが、これがまた何ともユニーク。

ボディカラーはクラウンスポーツや現行プリウス (Prius)に採用されているグレー系のアッシュで、ところどころに見られるイエローのアクセントが加味されたエンブレムは、フェラーリの跳馬(プランシングホース)をモチーフにしています。

「SF」ならぬ「KF」バッジ!ところで”KF”の意味とは?

こちらが、フロントフェンダーに設けられた「SF(スクーデリア・フェラーリ)」ならぬ「KF」バッジもしくは塗装。

ちなみに”KF”というのは、エアロオーバー社曰く「クラウンスポーツの型式」になるそうで、たまたまSF(スクーデリア・フェラーリ)のイニシャルに近い表記だったことから採用したのかもしれませんね。

改めて見ていくと、クラウンスポーツのカスタムモデルはスタイリッシュな見た目ながらも、ところどころに設けられたグロスブラックのエアロパーツが絶妙なアクセントに。

画像でもお分かりの通り、フロントハーフスポイラーはつぎはぎ感も無くシンプル且つスマート。

足もとのプロサングエ風のアルミホイールもダイナミックですし、フェラーリのコーポレートカラーでもあるイエローブレーキキャリパーに変更しているのもグッド。

こちらはリアクォータービュー。

プロサングエのマフラーは両サイド2本出しのクワッドエキゾーストシステムとなるため、クラウンスポーツにもクワッドエキゾーストをインストール。

他にもリアディフューザーを装着することでアグレッシブさを演出しています。

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