2025年一発目のリコールはトヨタ・アルファード/ヴェルファイアで約43万台も対象!この他カムリやレクサスLC500/RXなどに燃料ポンプ関連の不具合で走行中エンストの恐れ
先代アルファード/ヴェルファイアに43.5万台の大規模リコール!
2025年一発目、トヨタ・アルファード (Toyota ALPHARD, 30系)/ヴェルファイア (VELLFIRE, 30系)の2車種・計434,520台に大規模リコール!(国土交通省公式プレスリリースより)
何れも現行40系ではなく先代30系になりますが、その対象台数が約43.5万台なのは驚き。
不具合内容としては、以下の2種類がピックアップされています。
①オルタネータ(発電機)のクラッチ付プーリにおいて、エンジン振動に対する耐久性の検討が不十分なため、長時間のアイドリングや特定のエンジン回転での走行を繰返すと、プーリ内部のクラッチが摩耗して破損することがある。
そのため、異音や充電警告灯が点灯し、そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、走行中エンストするおそれがある。
②ボンネットモールディングにおいて、取付構造の検討が不十分なため、温度変化によりモールディングが変形して、取付部に応力が繰返しかかることで亀裂や緩みが生じることがある。
そのため、そのままの状態で使用を続けると、モールディングが脱落し、他の交通の妨げとなるおそれがある。
対象モデルをチェックしていこう!
気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故は起きていないものの、➀の不具合は124件、②の不具合は11件報告されており、何れも市場からの情報により明らかになっています。
【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象車台数][アルファード]
・DBA-AGH30W, 3BA-AGH30W/A G H 3 0 – 0 0 6 8 3 0 7~A G H 3 0 – 0 4 4 8 3 0 9/平成28年 4月27日~令和 4年12月22日/46,760台(不具合①、不具合②)・3BA-AGH30W/A G H 3 0 – 9 0 0 0 5 2 3~A G H 3 0 – 9 0 4 3 4 5 9/令和 2年 4月10日~令和 3年10月28日/16,782台(不具合①、不具合②)
・DBA-AGH35W, 3BA-AGH35W/A G H 3 5 – 0 0 1 2 3 1 9~A G H 3 5 – 0 0 5 7 2 7 1/平成28年 6月30日~令和 4年12月20日/7,295台(不具合①、不具合②)
[アルファード/ヴェルファイア]
・DBA-AGH30W, 3BA-AGH30W/A G H 3 0 – 0 0 0 1 0 0 1~A G H 3 0 – 0 4 4 8 3 1 5/平成26年12月 6日~令和 4年12月26日/281,361台(不具合①のみ)・3BA-AGH30W/A G H 3 0 – 9 0 0 0 0 0 0~A G H 3 0 – 9 0 4 3 4 5 8/令和 2年 3月25日~令和 3年11月 1日/18,494台(不具合①のみ)
・DBA-AGH35W, 3BA-AGH35W/A G H 3 5 – 0 0 0 1 0 0 1~A G H 3 5 – 0 0 5 7 2 6 7/平成26年12月 6日~令和 4年12月20日/44,794台(不具合①のみ)
[アルファード]
・3BA-AGH30W/A G H 3 0 – 0 4 4 8 3 2 2~A G H 3 0 – 0 4 6 4 7 2 0/令和 4年12月19日~令和 5年 4月24日/2,228台(不具合②のみ)・3BA-AGH35W/A G H 3 5 – 0 0 5 7 2 7 2~A G H 3 5 – 0 0 5 8 1 9 6/令和 4年12月20日~令和 5年 4月21日/241台(不具合②のみ)
・DBA-GGH30W, 3BA-GGH30W/G G H 3 0 – 0 0 1 3 4 3 6~G G H 3 0 – 0 0 3 9 9 0 6/平成28年 6月30日~令和 2年11月23日/1,203台(不具合②のみ)
・DBA-GGH35W, 3BA-GGH35W/G G H 3 5 – 0 0 0 4 4 1 7~G G H 3 5 – 0 0 1 2 2 6 2/平成28年 7月 1日~令和 2年11月23日/551台(不具合②のみ)
・6AA-AYH30W/A Y H 3 0 – 0 1 0 6 1 7 9~A Y H 3 0 – 0 1 5 7 5 7 7/令和 2年 4月30日~令和 5年 4月24日/14,811台(不具合②のみ)
以上の通りとなります。
改善措置としては、何れも以下の通りとなっています。
不具合①:全車両、オルタネータプーリの形状を点検し、該当する場合は対策品と交換する
不具合②:全車両、ボンネットモールディングに補強板を追加する。なお、当該モールディングの一部仕様または損傷状態に応じて、対策品(補強板を追加したモールディング)に交換する