ビッグマイナーチェンジ版・レクサス新型ESの実車をインプレッション!装備内容が充実していて豪華だが、内装はもう少し課題が残りそうだ

日本では販売されない中国専売の新型ESの実車をチェック!

2024年11月、レクサスのビッグマイナーチェンジ版・新型ESが中国にて発表・発売されて3か月以上が経過しました。

一方の日本市場では、マイナーチェンジどころかフルモデルチェンジの情報すらないわけですが、中国市場ではビッグマイチェン後の個体が続々とレクサスディーラーに入庫しているようです。

今回は、中国に住む知人から新型ESの実車画像をいただきましたので、早速内外装をチェックしていきたいと思います(いつも本当にありがとうございます)。


ディーラーに展示されていたのはガソリンモデルのES200

こちらが今回、中国のレクサスディーラーにて展示されていたという新型ES。

グレードとしては、排気量2.0L 直列4気筒自然吸気エンジンを搭載するES200で、ボディカラーはスーパーソニックチタンシルバー。

今回のビッグマイナーチェンジでは、プラットフォームや足回りの変更は特に無いものの、大きく変更されたのはフロントグリルがRXと同じスピンドルボディに変更され、ボディ同色とブラックアクセントのドットパターンに分けられていることでしょうか。

こちらは別のボディカラーのサファイアブルーになりますが、こうして間近で見てみると、グラデーションがかかったような変化ではなく、ある一定の領域からサテンシルバー風に切り替わっているのが確認できますね。

スピンドルボディに関しては、RXのときから賛否は大きく分かれているものの、今現在は見慣れたデザインということもあって「レクサスのアイデンティティ」としてようやく馴染んできたように感じられます。

参考までに、中国向け新型ESのグレード別価格帯は以下の通り。

◆ES200プレミアムエディション:299,900中国元(日本円に換算して約618万円)

◆ES300hプレミアムエディション:379,900中国元(日本円に換算して約783万円)

◆ES300hプレミアムエディション(MOP付):436,900中国元(日本円に換算して約901万円)

◆ES300hエグゼクティブエディション:488,900中国元(日本円に換算して約1,008万円)

三眼LEDヘッドライトは全グレード標準装備

そしてこちらはヘッドライト意匠。

先程のエントリーグレードとなるES200でも標準装備された、互い違いのL字型LEDデイタイムランニングライトが搭載。

ヘッドライト意匠は少々確認しづらいですが、グレードによって単眼もしくは三眼に変更されるのではなく、こちらも全グレード三眼LEDヘッドライトが標準装備されるようですね。

テールランプも刷新され、より先進的に

続いてリアデザインも見ていきましょう。

レクサスの”L”マークエンブレムが廃止となり、その代わりとしてNX/RX/LXなどに採用される”LEXUS”のレタリングバッジが採用されました。

テールレンズに関しては、クリアテールというよりも若干スモークレンズのようにも見え引き締まった印象を与えています。

なおテールランプ意匠は、L字型が連なるように変更され、更にその上部にはセンター直結式の一文字が採用されました。

テールレンズ表面を見ていくと、上部に設けられたセンター直結式の一文字が少しだけ浮き上がるようなレイアウトになっているんですね。

てっきりトランクスポイラーとフラットな面になるかと思っていましたが、こうして見ると一文字の方が浮き上がるような面になっているようです。

2ページ目:新型ESのインテリアはダークローズ&ホワイトの1種類だけではない?