日本のスズキ現行ジムニーシエラを直輸入して6×4トラックに改造したジムニーが競売に登場!改造のきっかけはネットの予想レンダリングの出来が良かったから

これまでに登場してきたジムニーで最もコストがかかった改造車かもしれない

過去これまで、スズキ現行ジムニー (Suzuki Jimny)をベースにしたカスタムモデルが登場してきましたが、今回はその中でも過激でコストが掛かったカスタマイズモデルがイギリスにて販売されています。

そのモデルというのが、3ドアタイプのジムニーシエラ (Jimny Sierra)をベースに、ピックアップトラック&六輪仕様に改造されたジムニー6×4トラック。

追加の車輪とコンパクトベッドを追加装備した過激なジムニーに仕上げられていますが、果たしてどのような仕様となっているのか?価格帯はいくらぐらいなのかチェックしていきましょう。


何と日本のジムニーシエラを直接輸入してから改造

こちらが今回、イギリスのアフターパーツメーカーによって改造 & eBayにて販売されているジムニーの6×4トラック。

実はこのモデル、イギリスで販売されていたジムニーをベースにしたのではなく、日本で販売されている右ハンドル仕様の2019年式ジムニーシエラを直接輸入してから改造したのだそう。

6×4トラックを作ろうと思ったきっかけは「イメージレンダリング」

元オーナー曰く、このモデルを作ろうと思ったきっかけは、インターネット上でジムニーを六輪仕様のピックアップトラックにデザインしたイメージレンダリングが公開されたことで、「この発想は無かった…よし本物のジムニー6×4トラックを作ろう!」という流れになったそうです。

まさかイメージレンダリングをきっかけに、本物の6×4トラックを作ろうと考える猛者がいるとは全く予想できず…

しかしイメージレンダリングがあったから、こうした過激な改造モデルを作ろうと思えるきっかけを与えてくれたのだと思うと、レンダリングも誰かの役に立つツールになっているのかもしれませんね。

改造には可能な限りスズキ純正のパーツを流用

本モデルを製作した人物によると、このモデルはスズキ純正部品を多用することで純正感を演出しており、更にどこでも走ることができるようにオールテレインタイヤを装着。

ジムニーのリアセクションには、3本目の車軸を追加しているわけですが、もちろん新しい車軸を収容するために車体を延長する必要があるため、オリジナルのスタイルに合うようにフェンダーが1組追加されています。

延長されたリアセクションには、カスタムテールゲートを備えたコンパクトなベッドを装備。

リアエンドには、オールテレインタイヤ付となるスペアタイヤも完備。

バンパーとテールライトは、ジムニーシエラのパーツを上手く流用しつつ、グロスブラックに塗装することで質感をアップしているとのこと。

ボディカラーには、何とアウディのナルドグレーを使用

そして個人的に驚きだったのは、ボディカラーは何とアウディのナルドグレーに全塗装されているそうで、この点はオーナーの強い拘りだったそう。

フロントグリル周りもグロスブラックに仕上げられ、ナルドグレーとの相性も抜群。

フロントフォグランプ周りやロアバンパーも、もちろんグロスブラックに仕上げられ質感アップ。

シルバーのスキッドプレートとの相性もグッド。

フロント・リアフェンダーモールも、無塗装の樹脂ブラックからグロスブラックに仕上げられ、しかも上手く3つ目のモールを収納するなど、よく考えられた設計になっています。

ただ、車軸を追加することでジムニー本来のオフロード性能は活かされるのかどうか、ラダーフレーム構造はどのように改造されたのか?乗り味はどのように変化しているのかも気になる所です。

リアロアバンパーも上手くグロスブラックに塗装されていますね。

2ページ目:車体は大きくなったものの、パワートレインはアップデートされるのか?気になる販売価格は?