トヨタ新型ランドクルーザー300が納車されて1年7か月が経過!若干迷惑に思うメーカーオプションは?ランクル250と乗り比べての違いは?

(続き)トヨタ新型ランドクルーザー300が納車されて1年7か月経過してのインプレッション

引き続き、トヨタ新型ランドクルーザー300が納車されて1年7か月が経過してのインプレッションをまとめていきましょう。

やっぱりV6ツインターボはトルク盛り盛りで走りに余裕を感じる

続いては、ランドクルーザー300のエンジンについて。

本モデルとレクサスLX600では、排気量3.5L V型6気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力415ps/最大トルク650Nmを発揮するのですが、その力強くも余裕のある大排気量エンジンのお陰で長距離移動も快適。

特に高速道路走行においては、90km/h~100km/hでアダプティブクルーズコントロール[ACC]を設定し、流しながら高速巡航することが多いのですが、その時のエンジン回転数は1,500rpmを切ることが多く、8速 → 9速にシフトアップして低回転に切り替わる最適な速度になるため、10km/L~11km/Lの低燃費を維持できるというメリットもあるんですね。

ランクル250とはフィーリングも全く異なる

これがランドクルーザー250になると、過去に私が試乗させていただいたガソリンVXになると、90km/h~100km/hの高速巡航でも1,800rpm~2,000rpmと回転数が少し引き上げられ、燃費性能も7km/L~8km/Lあたりを行き来することが多いんですね(ちょっとした上り坂になると2,200rpm~2,500rpmまで引っ張る)。

ランクル250本来の重厚感のある走りや、ランクル300よりも優れた先進性を持たせた走りも確かに魅力的なのですが、とあるYouTube動画でもインプレッションされていた通り、ガソリンVXだと「上質な軽自動車」で高速道路を走らせているようなフィーリングに近いため、もうすこしトルクの伸びや中間加速の伸び、そして低回転を維持できるようなトランスミッションのリプロにしてほしいのが正直な感想です。

「陸の王者」と言われる一方で、走りの質感の高さはランクルの域を超えている

それだけランクル300の走りは、太いトルクを感じながらも走りの余裕も感じられるため、ランクル250との差別化はもちろんのこと、優雅に走ることができるのも、この車の良さなのかもしれませんね。

決してランクル300に優雅さを求めているわけではないですし、ラダーフレーム構造のSUVであることを重々に理解した上で走らせているのですが、いざ走らせてみるとラダーフレーム構造とは思えないほどに振動や突き上げ小さく、そして快適に移動できるため、「トヨタのフラッグシップSUVであり陸の王者」と言われるだけあって、そのパフォーマンスの高さはランクルの域を超えたモデルだと考えています。


やっぱりランクル300は良い車だ

以上が、ランドクルーザー300が納車されて1年7か月(19か月)経過してのインプレッションとなります。

走行距離も17,000kmを突破し、気が付けばメインカーとしても活用している一台ですが、燃費が10km/L切って、燃料タンク容量は80Lもあって、おまけにハイオクガソリン仕様で満タン給油すれば13,000円を超えることがほとんどで…

世間で揶揄されるような「金食い虫」の代表格だとは思いますが、そんな表現をされながらも「ついつい乗りたくなってしまう」のがランクル300なんだと思います。

1ページ目:ランドクルーザー300はステータス性がありながらも、周りから心配される車?

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