【悲報】当初の計画から1年以上も遅れて発売されたトヨタ新型クラウンエステートとクラウンスポーツが一部不具合で出荷停止に。レクサスLCはカウントダウン販売へ
クラウンエステートに関しては、当初の計画から1年以上も遅れた発売されたのに、この仕打ちは酷いな…
トヨタの新世代クラウンシリーズとして新しくラインナップされたクラウンスポーツ (Toyota New Crown Sport)とクラウンエステート (New Crown Estate)。
特に第四弾として一番最後に発売されたクラウンエステートは、型式指定における不正問題の影響により、当初の計画から1年以上も遅れて発売されました。
そんなクラウンスポーツとクラウンエステートが、2025年4月上旬の時点で出荷・販売停止になっていたことが明らかとなりました。
クラウンスポーツとクラウンエステートのヘッドライトに不具合があった模様
2025年3月13日に発売されたばかりとなるクラウンエステート。
発売から1か月も経過しないタイミングで出荷・販売停止となったわけですが、その理由としてはヘッドライト関係に不具合があったそうで、2025年4月上旬から出荷予定だった個体は全て停止 → 保留状態になっているとのこと。
クラウンエステート及びクラウンスポーツが納車予定となっているオーナー様からの情報によると、どうやら4月末に納車予定だった車両は「現時点で出荷時期及び納期が未定になっていると、ディーラーから回答された」とのことで、原因が明らかになり次第、順次出荷・受注受付けを再開するとのことでした。
今回の情報は、1人だけでなく複数名からの情報をもとに作成しているため、一部のユーザーだけに限った話ではなく、おそらくは全国規模での話になると予想されます。
クラウンスポーツとクラウンエステートのヘッドライトの型式は同じ?
それにしても、クラウンスポーツとクラウンエステートの何れも「フロントヘッドライトの不具合で出荷停止」になるというのは驚きで、何れもLEDデイライトと独立したヘッドライトユニットを組んでいるため、同じシステムを組んでいる関係?もしくは全く同じ型式のユニットで不具合が出た可能性も考えられそう。
同じプラットフォームTNGA-Kで、同じ内装レイアウト、同じメーターやディスプレイオーディオなどを共有しているわけですから、ヘッドライトやブレーキ関連なども共有している可能性は十分に高そうですよね。
なお、現時点でヘッドライト関連の不具合の詳細は判明しておらず、運転時に支障を来すレベルなのか、保安基準を満足できないようなリコール相当の不具合なのかも判明していないため、これから納車を心待ちにしている方からすると「そろそろトヨタいい加減にしてくれ」と思われる方も多いのではないかと思います。
今回の不具合がどこまで長引くのかも注目
先ほどもお伝えした通り、当初の発売計画から1年以上も遅れてしまい、発売されたらされたで、最も売れ筋となるであろう2.5L HEVモデルは(一部の販売店では)抽選販売となり、即受注停止になっているところも。
私がお世話になっているトヨタディーラーでは、2025年夏までの振り分け台数が僅かに数台程度だったのですが、今回の出荷停止でどの程度影響を受けるのか気になります。
出荷・生産・受注停止が長引けば長引くほど、年間で生産できるボリュームも少なくなるのは当然ですし…
アメリカ向けのクラウンシグニアに関する不具合情報は一切無し
一方でアメリカ市場向けとしてラインナップされているクラウンシグニア (New Crown Signia)に関しては、受注・出荷・販売・登録停止に関する噂などは一切出ていないですし、「日本特有の問題?」「それともトランプ関税の絡みで、アメリカ向けの生産を優先するための理由付け?」など、今となっては「部品の不具合以外のこと」で理由を付けて国内向けの出荷を停止していても不思議ではないレベル。
何れにしてもセンシティブな内容になるので、我々消費者側からすると「早期的に問題解決に向けて動いてほしい」「早く出荷再開してほしい」ということしか言えないですから、今はただ待つことしかできません。
既に納車されているクラウンスポーツとクラウンエステートはどうなるの?
あとは、既にクラウンスポーツ/クラウンエステートが納車されているユーザー車両はどうなるのか?も気になる所。
リコール/改善対策/サービスキャンペーンという名の無償修理が行われるのか、はたまた一部の生産車両のみで起きているスポットレベルの不具合なのか、この辺りも詳細をハッキリしてほしいところだと思います。