【悲報】ホンダ新型フリードが自動車アセスメント評価で「ファイブスター賞」獲得できず…一方で競合シエンタはファイブスター賞を獲得していた
日本カー・オブ・ザ・イヤー賞を受賞したフリードだったが、衝突安全性能評価は「Bランク」だったようだ
ホンダのエントリーコンパクトミニバンでお馴染みとなる新型フリード (Honda New FREED)。
2024~2025年の日本カー・オブ・ザ・イヤー賞を受賞するなど、話題の新型車となりましたが、今回自動車アセスメント評価において、一部評価が低かった関係で、最高評価となる「ファイブスター賞」を獲得できませんでした(国土交通省の公式プレスリリースより引用)。
ちなみにこの評価は、国土交通省とナスバ((独)自動車事故対策機構)が自動車の安全性能を評価・公表するもので、2024年度より、交差点における事故に対応した「衝突被害軽減ブレーキ」の評価、相手車への影響も考慮した「新オフセット前面衝突」の評価等を新たに導入するとともに、交通標識認識システム(TSR)に関する情報提供を始めています。
新型フリードの評価ポイントについて
自動車アセスメントの評価結果を見る前に、まずは新型フリードの評価ポイントについて見ていきましょう。
➀衝突安全性能
・衝突時に、乗員に加わる衝撃(G)を制御する独自の安全技術「G-CON」を採用
・コンパティビリティ対応ボディ構造を採用
・1列目シートおよび1~3列目シートの頭部をやさしく保護する、独自のエアバッグシステムを搭載
②予防安全性能
・全タイプに先進の安全運転支援システムを標準装備
・衝突軽減ブレーキは、対自転車・交差点など対象を拡大し、より広い範囲における衝突回避・被害軽減をサポート
・車線逸脱抑制機能は、白線だけでなく道路境界/対向車へも対象を拡大し、より広い範囲での回避支援をサポート
・対向車を検知し前方照射範囲をコントロールするアダブティブドライビングビームを新採用(タイプ別メーカーオプション)
・ブレーキとアクセルの踏み間違いに備えた機能を新採用<急アクセル抑制機能>
以上のポイントをおさえた上で、早速評価結果を見ていきましょう。
新型フリードの評価結果を見ていこう
フリードの安全性能の特徴を確認した上で、自動車安全性能評価結果を見ていきましょう。
[予防安全]
評価:Aランク
評点:98%(84.52点/85.8点満点)■評価の内訳
・AEBS(対歩:昼):100%
・AEBS(対歩:夜):100%
・AEBS(対自転車):100%
・AEBS(交差点):87%
・車線逸脱抑制:100%
・高機能前照灯:100%
・ペダル踏み間違い時加速抑制:70%
[衝突安全]
評価:Bランク
評点:82%(82.55点/100点満点)■評価の内訳
・フルラップ前面衝突:84%
・新オフセット前面衝突:91%
・側面衝突:100%
・後面衝突頸部保護:92%
・歩行者頭部保護:64%
・歩行者脚部保護:100%
・シートベルトリマインダー:77%
[事故自動緊急通報装置]
評価:先進型
評点:100%(8点/8点満点)
[総合評価]
評価:★★★★☆(フォーススター)
評点:90%(175.07点/193.8点満点)
以上の通りとなります。
前回のブログにてご紹介した、ホンダWR-Vの総合評価で90%(176.23点/193.8点満点)だったので、WR-Vはギリギリのファイブスター賞獲得だったのだと予想されます。