ホンダの中国法人が新世代「烨(イエ)シリーズ」となるGTモデルを発表!リーク回避を成し遂げた長安マツダ新型EZ-60の実車が世界初公開
ホンダの中国法人と長安マツダが、それぞれ上海モーターショーにて量販車両を発表!
2025年4月23日より開催の中国・上海モーターショー2025にて、ホンダの中国法人である広汽ホンダと東風ホンダより、新世代「烨(イエ)」シリーズとなる2車種が発表されました。
今回発表されたのは、東風ホンダの「Honda GT」と、広汽ホンダの「Honda GT」。
この他にも、マツダの中国法人である長安マツダからも、新世代ピュアEVクロスオーバーとなる新型EZ-60が発表されたので、こちらも併せてチェックしていきましょう。
ホンダの中国法人が発表した「烨(イエ)シリーズ」をチェック
まずはホンダの中国法人が出展し「烨(イエ)シリーズ」を見ていきましょう。
左側が東風Honda GTで、右側が広汽Honda GTとなります。
ホンダの公式プレスリリースにもある通り、本モデルは同社のフラッグシップとして新たなドライビングプレジャーの提供を目指した一台となります。
デザインにおいてはロー&ワイドなシルエットとし、広汽Honda GTはシームレスで洗練された未来感、東風Honda GTは見る人に刺激を与えるエモーショナルな未来感という、それぞれのモデルが目指す世界観を表現しています。
続いてインテリアですが、運転席と助手席に座る乗員が、それぞれに移動体験を楽しめるような空間づくりを提供しているとのこと。
運転席は、ドライバーがレーシングマシンのようなコックピットに身を沈め、操る喜びに没入できる空間とし、また助手席には、大画面を見ているような視聴体験ができる遠焦点ディスプレイを採用し、特別な移動体験の提供を目指しているとのこと。
ホンダの中国法人は、更なる技術進化を遂げるために、今後の開発の方向性を発表
またホンダの中国法人は、智能化や電動化領域における技術進化が速い中国であることを認識していて、顧客のニーズに応える製品をスピーディーに提供するため、中国の技術を活用した今後の開発方向性を発表。
具体的には、3項目の「先進運転支援技術」「AI技術」「電動化技術」がメインとして挙げられています。
Momenta(モメンタ)との先進運転支援技術の共同開発
高精度地図を用いずAIを活用し、カーナビで目的地を設定すればシステムが運転・操縦を行う先進運転支援技術に強みを持つMomentaと先進運転支援技術の共同開発を行い、今後の機種へと展開。
Hondaが培ってきたクルマづくりの技術と、Momentaの技術を融合させることで、安心・安全な移動の実現を目指していきます。
DeepSeek(ディープシーク)のAI技術活用
車内でのサポートなどを行うAI技術にはDeepSeekを新たに採用し、より快適で楽しい車内空間の実現を目指していきます。
今後、烨シリーズにはDeepSeekのAI技術を全適用し、すでに販売している烨シリーズ第1弾の「烨P7・烨S7」にもOTA(Over the Air)で対応。
寧德時代新能源科技股份有限公司(CATL)との電動化技術の共同開発
次世代EVへの進化を目指し、バッテリーセルを直接車体にレイアウトした高効率プラットフォームをCATLと共同開発するとともに、リン酸鉄リチウムイオン(LFP)バッテリーをHondaとして初採用し、烨シリーズ第3弾モデルへ搭載。
Hondaは、「2050年にHondaが関わる全ての製品と企業活動を通じたカーボンニュートラルの実現」というグローバルの目標を掲げています。
その実現に向け、中国においては先進技術を搭載した新製品を迅速にお届けするために、中国のリソースを積極的に活用し、電動化をより加速させていきます。