アメリカ市場向けとなるフルモデルチェンジ版・トヨタ新型RAV4のパワトレ等詳細が判明!ADVENTUREではなく「ラギッド」として設定
アメリカ市場向けの新型RAV4は、更に詳細な情報を展開しているようだ
2025年5月21日に発表された、トヨタのフルモデルチェンジ版・新型RAV4。
日本市場では、スタンダードモデル&ボディ同色グリルを採用するCORE(コア)グレードと、オフロード&キーンルックグリルを採用するADVENTURE(アドベンチャー)、そしてハイパフォーマンスモデル&大口グリルを採用したGR SPORTの3グレードが展開されます。
一方でアメリカ市場でも、新型RAV4が発売される予定ですが、どうやら同市場ではCOREグレードとSPORTグレード、そしてRugged (ラギッド)グレードの3種類が展開されることが明らかとなりました。
アメリカ向けに関しては、更に細かなグレードが展開されるようだ
こちらが今回発表された、アメリカ市場向けとなるトヨタ新型RAV4のオフロードモデルとなるRugged。
厳密にはRuggedスタイルと呼んだ方が良さそう?かと思われますが、実はCORE/Rugged/SPORTのデザインの中で、更に細かなグレード展開が行われるとのこと。
具体的には以下の通り。
【アメリカ向け新型RAV4のグレード構成一覧】
●CORE
・HEV LEグレード[2WD/AWD]
・HEV XLEグレード[2WD/AWD]
・HEV Limitedグレード[AWDのみ]●Rugged
・HEV Woodland[AWDのみ]
・PHEV Woodland[AWDのみ]●SPORT
・HEV SEグレード[2WD/AWD]
・HEV XSEグレード[AWDのみ]
・PHEV SEグレード[AWDのみ]
・PHEV XSEグレード[AWDのみ]
・PHEV GR SPORTグレード[AWDのみ]
以上の通りとなります。
日本のグレード&パワトレの構成が異なるという不思議
こうして見ると、COREデザインはハイブリッド(HEV)モデルのみ、RuggedデザインはHEVモデルとプラグインハイブリッド(PHEV)モデルの2種類、SPORTデザインはHEVモデルとPHEVモデルの2種類をラインナップする構成となっています。
一方で日本市場向けは、COREデザインにHEVとPHEVの2本立て、ADVENTUREデザインはHEVのみ、GR SPORTはPHEVのみとなるため、こうして見ると市場やニーズの違い?からなのか、デザインとパワトレの組合せが大きく異なるんですね。
日本向けのADVENTURE(アドベンチャー)デザインが、アメリカ市場向けでいうRuggedデザインに相当するのだと予想
ただ、アメリカ市場向けもガソリンモデルは完全廃止となっているため、この点はカーボンニュートラルの目標達成のため致し方ないのかも。
アメリカ市場向けにデザインされているRuggedは下位グレードとして展開?
改めてRuggedデザインを見ていきましょう。
日本市場向けのADVENTUREと比べて、ハンマーヘッドの”コ”の字型LEDデイライトや単眼LEDヘッドライト、サイドマーカーに違いがある一方で、リジッドLEDライトは標準的に装備される可能性が高そう。
全体的に角ばったデザインは、どことなくアメリカ専売の4ランナーに近い印象を受けますが、こうしたラギッドな見た目こそがRAV4の本来あるべき姿なのかも。
っというのも、オフロードやアウトドア用として活用するのであれば、できるだけパーツ内容は安く仕上げる意味でもチープな方が良いと思いますし、ある意味ではグレードとコンセプトに十分見合った装備内容なのかもしれません。
こちらはリアデザイン。
テールランプは水平基調ながらも、縦型基調のOLED風を採用し、その下のクリア部分はLEDターンシグナルランプを採用。
テールゲートの右下部分には、Woodland(ウッドランド)専用ロゴとバッジが貼付されるとのことですが、今のところ日本向けのADVENTUREには専用ロゴバッジは無し?
ちなみに、Woodlandはアメリカ向けbZにも設定されるアウトドア志向の専用グレードで、日本だとbZ4X Touringとしてラインナップされるため、イマイチグレードのすみ分けと一貫性が無いためにゴチャゴチャになりそう。
こちらはサイドビュー。
Woodlandグレードでは、大型ルーフレールやオールテレインタイヤが装着され、最低地上高は13mmアップしているため、ちょっと大きめの段差や傾斜のキツイスロープなどでは、フロント・ロアのスプリッターを擦る心配は無さそう。
ボディカラーはモノトーンと2トーンを設定し、3種類の新色をラインナップ
続いてボディカラーですが、モノトーンカラーと2トーンカラーの両方がラインナップされるとのことで、新色には「メテオシャワー」と「エベレスト」、そして「ストームクラウド」の3色を追加。
この他Woodlandグレードでは、専用カラーとなるアーバンロックが設定され、GR SPORTグレードにはスーパーソニックレッド×ブラックルーフ2トーンが設定されるそうです。