2年の発売延期を経て、遂にフルモデルチェンジ版・ダイハツ新型ムーヴが2025年6月5日に発売開始!キャンバスとの差別化で走りを専用チューニング
遂に新型ムーヴが発売開始!これ以上の不祥事は起きてほしくないな…
2025年6月5日、遂にダイハツのフルモデルチェンジ版・新型ムーヴ (Daihatsu New Move)が発表・発売されました。
当初は2023年夏頃に発売予定だった新型ムーヴですが、同年末に発覚した全車種を対象とした大規模不正問題が影響し、2年延期しての待望の発売となりました。
今回の新型ムーヴの特長としては、大きく4つ挙げられていて、後席用ドアが横開きのヒンジ式からスライドドアに変更されたことが重要トピックスとなっています。
➀動く姿が美しい 端正で凛々しいデザイン
②DNGAの展開により実現した高い基本性能と最新の安全性能
③スライドドアの採用や充実装備により、利便性・快適性を向上
④全方位で軽自動車の魅力を進化させながら、お求めやすい価格を実現
この他、新型ムーヴの注目すべき点なども含め、細かくチェックしていきたいと思います。
新型ムーヴの内外装をチェック!
こちらが、今回発表されたダイハツ新型ムーヴ。
既にリーク画像でも明らかになっている通りですが、やはり横開きのヒンジドアからスライドドアに変更されたのは驚き。
これまでは、ノーマルボディのムーヴと、エアロボディのムーヴカスタムの2種類がラインナップされていましたが、今回のフルモデルチェンジにより、ノーマルボディがムーヴキャンバス、エアロボディがムーヴというすみ分けになりそうですね。
エクステリアはカスタム顔で凛々しく
なお、本モデルのデザインコンセプトは「ムーヴらしい”動く姿が美しい”端正で凛々しいデザイン」としていてい、合理性とこだわりのメリハリをもって、良いものを見極める方々に選んでいただけるように、機能とスタイルを両立させた質感高いデザインを徹底的に追求。
エクステリアデザインについては、以下の3つが重要ポイントなっているようです。
●フロントからリヤに吹き抜けるキャラクターラインやウィンドウグラフィック、動きのある表情を持たせたフェンダーやリヤピラーにより、躍動感を表現
●フロント周りはグリルとヘッドランプをシームレスにコンビネーションさせ、 大胆かつ先進的に表現。すっきりとした面と線の構成で、凛々しく端正な印象を演出
●ムーヴらしさのポイントとして、初代から受け継がれてきた縦型リヤコンビネーションランプを採用
インテリアはムーヴキャンバス同様にシンプルな水平基調
続いてインテリアを見ていきましょう。
インテリアは、基本的にムーヴキャンバスと共有する部分が多く感じられ、インホイールメーターや水平基調のダッシュボードなど、ドライバーの視界を確立したレイアウトとなっています。
●インパネは、軽自動車らしくインターフェイスをシンプルにまとめ、オーディオの位置を低く設定することで走行視界を広く確保し、安心して運転できるすっきりとした見晴らしの良さを追求
●シートは、上品で落ち着いた色合いや素材で“仕立ての良さ”を表現し、毎日を快適に過ごせる居心地の良さを演出。ドアアームレストにシートと同様の色・素材を使用することで、インテリア全体の統一感を出すだけでなく腕への負担を軽減
●RS、Gグレードではシルバーステッチ付きのネイビー表皮、シルバー塗装やメッキ加飾によりさらに魅力的な上質空間を演出
ムーヴキャンバス同様にDNGAプラットフォームを採用
続いて、新型ムーヴの基本性能などを見ていきましょう。
本モデルでは、ムーヴキャンバスにも採用されているDNGAプラットフォームが採用され、高い基本性能をベースにしつつ、ムーヴ専用のチューニングにより、きびきびした軽快な走りを継承。
街乗りはもちろん、週末の旅行などのお出かけも快適に楽しんでいただけるバランスの良い走りを追求しているそうです。
ムーヴキャンバスとの差別化のため、走りは専用チューニングに
この他、走りなどを含む動的質感については、以下のように進化しているとのこと。
①低速から高速までストレスのない加速性能
・DNGA開発でつくり込んだアクセルのスロットル特性を最適化し、ストレスのない軽快な走りを実現
・RSグレードにはターボエンジンとD-CVTを搭載し、高速道路や山間路でも余裕のある力強い加速性能を実現
・さらに、ステップシフト採用によりリズミカルなエンジン音の変化がリニアな加速感を演出
②上質な乗り心地と思い通りに曲がれる操縦安定性
・ばね、ショックアブソーバーおよびステアリング特性をムーヴ専用に設定。動き出しから振動感が少ないすっきりした乗り心地や、きびきびと思い通りに曲がれる操縦安定性により、ムーヴの真骨頂である走る楽しさを演出
・RSグレードには15インチタイヤと高性能ショックアブソーバーを採用し、トップモデルらしいさらに上質な乗り心地と動力性能に見合った高い操縦安定性を確保
③運転しやすく疲れにくいドライビングポジション
・フロントピラーの傾斜やヒップポイントの位置を最適化し、運転席からの視点を広く高く設定することで、見晴らしが良く運転のしやすい前方視界を確保
・フィット感がよくホールド性の高いシートにより、しっかりしたムーヴの乗り味をサポート。どんなシーンでも体をしっかり支えることで、安心感があり疲れにくいシートに進化。
④快適な走りと低燃費を両立
・WLTCモードで22.6km/L※6の燃費性能を実現
予防安全装備スマートアシストや充実したオプション装備も
続いて、予防安全装備スマートアシストについて見ていきましょう。
今回のフルモデルチェンジにより、17種類の最新予防安全装備を充実させつつ、他のメーカーでは採用されていないディーラーオプションもラインナップしています。
①17種類の予防安全機能を採用した「スマートアシスト」
・最新のステレオカメラの搭載により、衝突警報機能や衝突回避支援ブレーキ機能を夜間歩行者検知と追従二輪車検知に対応させるとともに検知距離、対応速度の向上を実現
・ブレーキ制御付誤発進抑制機能の採用により、万が一の踏み間違い時に急発進を抑制
・アダプティブクルーズコントロール[ACC]を採用し、長距離運転や高速走行時の運転負荷軽減に寄与
②安全なドライブをサポートするディーラーオプションも多数採用
・ブラインドスポットモニター[BSM]
車線変更時等に接近してくる後方車両を検知し、ピラーに設置したインジケーター及び ブザー音でドライバーに知らせることで、衝突回避を補助。・プラスサポート(急アクセル時加速抑制)システム
専用の電子カードキーによるドア解錠で急アクセル時の加速を抑制する機能が作動し、障害物の有無に関わらず、アクセルの踏みすぎや踏み間違いを検知すると警報ブザーとメーター部のディスプレイ表示でドライバーへ注意喚起し、クルマの加速を抑制。
専用電子カードキーでドアの解錠をすると自動でプラスサポートが始動するため、設定等は不要。
③緊急時以外の様子の見守り機能も充実した、最新のダイハツコネクトを採用
・スマートアシストの作動回数を過去7日分表示し、安全運転を促進する「スマアシレポート」、ドアロックやハザードランプ消灯忘れ等をスマートフォンに通知する「うっかりアシスト」を新設定
・ディスプレイオーディオやコネクト対応ナビ、スマートフォンに車両のメンテナンス時期を通知する機能や、リコール開示日10~18ヶ月後時点で未実施のお客様のスマートフォンに通知する機能を追加
・過去1年分の走行履歴を記録する機能を新設定