19歳の若者が「寝坊で就職面接に遅れる」という理由でメルセデスベンツE300で速度違反。法定速度を大幅に上回る「212km/h」で走らせたとして逮捕
これまで様々な人物が速度超過で逮捕されているが、今回の行動はまさに「自業自得」
遅刻が原因で約束の時間に間に合わず、車での移動の際に法定速度をはるかに上回る速度で走らせた方も少なくないと思います。
今回、アメリカのコネチカット州に住む19歳の若者が「自身の寝坊により就職面接に間に合わない」として、法定速度を大幅に上回る212km/hにて高速道路を走らせたとして逮捕されました。
ちなみに、常軌を逸した速度で走行していた19歳の若者は、道中において警察に追跡されるも、警察側は「下手に追跡を継続すると、周りのドライバーに迷惑をかけ、最悪の場合、事故につながる恐れがある」と判断し、追跡を断念しましたが、その後の捜査で若者を逮捕することに成功しています。
今回の速度違反以外にも、合計9個もの違反の疑いがかけられている
この事件は、2025年6月4日(水)の午前中に発生したもので、アメリカ・クロムウェル近郊の州間高速道路91号線にて発生しました。
具体的な時刻としては午前8時54分ごろで、コネチカット州警察の警察官がパトロール中、周囲の交通よりも大幅に速い速度で走行するメルセデスベンツE300を発見。
警察官は、パトカーの緊急ライトとサイレンを鳴らし、車両を停止させようとしました。
19歳の運転手は、警察がサイレンを鳴らして警告するも、路肩に停車するどころか、アクセルをさらに踏み込み、危険な車線変更をしながら交通の流れを縫うように走り、警官を振り切ろうとしていました。
警察側は、他のドライバーへのリスクが高まったため、追跡を一旦中止することを決断。
車線変更前、スピードメーターの記録ではメルセデスの速度が212km/hと捉えていたため、安全上の理由から追跡を中止するのに十分な速度だったと語ります。
もちろん、警察はこれで終わらせるつもりもなく、スピード違反車両のナンバープレートを記録していたため、登録所有者を追跡。
電話で連絡を取ったところ、当時運転していたのは家族であり、後にクロムウェル在住の19歳、アズミール・ジュルコビッチ氏であることが判明しました。
警察がジュルコビッチ氏に直接連絡したところ、彼は停車命令が出されていた際に運転していたことを認めたとのこと。
なお、彼が停車命令を無視した理由としては、当時「就職面接に遅れそうだったので急いでいた」ためだそうで、この理由をコネチカット州警察のSNSにて投稿したところ、閲覧者からは「なんてこった!まるでB級アクションコメディのような理由だな」と苦笑。
実際、その詳細は警察の報告書に記載されているとのことで、おそらく犯人は寝坊していたために急いで車を運転していたのだと考えられます。
ジュルコビッチ容疑者は、その後ハートフォードで警官と会うことに同意し、その後何の騒ぎもなく拘留されました。
彼は現在、「無謀運転」「警官の合図不遵守」「車線維持の怠慢」「右側からの追い越し(追い抜き)」「不適切な方向転換」「安全でない距離での追い越し」「警官の追跡への関与」「警官の妨害」「第一級の無謀な危険行為」など、道路上でしてはいけないことの集中講座のような容疑の長いリストに直面しているとのことで、そのリストは9件にも及ぶとのこと。
彼は、2,500ドル(日本円に換算して約36万円)の保釈金で釈放され、2025年6月17日にミドルタウン上級裁判所に出廷する予定となっています。