トヨタの欧州幹部がマイナーチェンジ版・新型カローラクロスについて「C-HRほど売れておらず、つまらないモデルだ」と批判。日産の主力モデルが200万台規模のリコールに?
日本では既に受注停止の大人気モデルとなっているカローラクロスだが
2025年5月23日に発表・発売されるも、多くのトヨタディーラーにて受注停止となっているビッグマイナーチェンジ版・新型カローラクロス (Toyota New Corolla Cross)。
ガソリンモデルが廃止となり、排気量1.8L 直列4気筒ダイナミックフォースエンジン+電気モーターを組合わせたハイブリッド (HEV)モデルに集約され、更に上位グレードHEV Zグレードでは、ヘッドライト意匠の大幅変更や、世界初採用となるシグナル・ロード・プロジェクション (SRP)、そしてフロントシートベンチレーションが標準装備されるなど、商品力が大幅に向上されました。
そんなカローラクロスですが、トヨタの欧州法人幹部によると「見た目がつまらない」と否定的で、今後は更に変化を加えるべきモデルだとコメントしています。
欧州市場では、カローラクロスよりもC-HRの方が4倍近くも多く売れている

こちらが日本で既に発売され、欧州でも2025年後半に発売予定となっているビッグマイチェン版カローラクロス。
精悍でアグレッシブなフロントヘッドライトが搭載され、フロントグリルはクラウンエステートと同じようにボディ同色グリルを採用しています。
カローラクロスは、カローラセダン/カローラスポーツ/カローラツーリングと同じくグローバルモデルとして展開されているため、今回のビッグマイナーチェンジは極めて重要なアップデートになります。

そんなカローラクロスですが、日本では発売直後から受注停止になるほどの売行きではあるものの、欧州市場では日本ほど売れていないのが現実なのだそう。
っというのも、トヨタの欧州法人によれば、カローラクロスは2025年1月~4月の間での欧州全体で11,259台しか売れておらず、欧州地域でのコンパクトカー販売台数ランキングでは25位と中途半端。
前年比では14%減少するような落ち込みなのですが、これに対して同じコンパクトクロスオーバーとしてラインナップされ、欧州市場専売の新型C-HRは驚きの41,950台を販売しており、前年比で9.6%も増加しているんですね。
トヨタ欧州幹部「カローラクロスはもっと活気のあるデザインが必要だ」

こうした欧州市場での販売状況に対して、トヨタの欧州法人で製品戦略及びマーケティング責任者のアンドレア・カルルッチ氏は、海外カーメディアAutomotive Newsのインタビューにて、「ヨーロッパにて、より多くの台数を販売するためには、カローラクロスにはもっと活気のあるデザインが必要だ」と認めたのだそう。
加えて、同氏は「カローラクロスは、グローバルモデルという意味でヨーロッパ向けの完璧なモデルではありません。とても退屈でつまらないモデルになっている。このモデルが”ヨーロッパらしさ”をもっと取り入れれば、売上は伸びるでしょう」とコメント。

ここでいう「欧州らしさ」というのは、どういったデザインのことを指すのかは気になるものの、新型C-HRのようにハンマーヘッド及び、斬新なデュアルトーンカラーやクーペライクなクロスオーバースタイルを取り込むことが、カローラクロスの更なる販売台数増加につながる?のかもしれません。
なおアンドレア・カルルッチ氏は、「TNGAプラットフォームのアップデート版を開発すれば、トヨタは市場に合わせて異なるアッパーボディを開発できるようになり、カローラクロスの欧州市場に特化した、より魅力的なデザインを与えることができる」と指摘。
加えて同氏は、「重要なのは、トヨタがTNGAを開発することで、各地域が上位モデルを開発できるようにすることです。車は欧州の人々が望むものでなければならず、アメリカと日本の消費者が望むものを混ぜ合わせたものではありません」とコメントしていて、あくまでも欧州のユーザーが好むようなモデルを望んでいることを強調。
ビッグマイチェンしたばかりのカローラクロスではあるが…

2025年5月末にビッグマイナーチェンジ版が発売されて、まだ1か月ほどしか経過していないカローラクロスですが、既に欧州では「新たなデザイン」を望む声も多いそうで、今後は日本と欧州で更に方向性の異なるカローラクロスが設定される可能性も考えられそう。
他のメーカーであればやらないであろう大幅な差別化ですが、莫大な資金力を持つトヨタであれば、各市場に特化した専売モデルを市販化することは、トヨタからすれば何てことないのかもしれません。