【珍事】批判多数だったフルモデルチェンジ版・メルセデスベンツ新型CLAクラスが異例の大ヒット!一方でEQSは「10年早かった」と失敗を認める
(続き)メルセデスベンツにとってEQSクラスは、黒歴史になるかもしれないな…
先ほどは、メルセデスベンツ新型CLAクラスの受注が好調により、生産工場のラインを拡大する予定であることが明らかとなりましたが、一方で同社ピュアEVのフラッグシップモデルともいえるEQSクラスは不調なままとなっています。
EQSクラスは、メルセデスベンツ含むプレミアムブランドが、EV市場への進出に躍起になっていた時期に発売されたために、テスラ・モデルSの強力な代替車となるはずでした。
しかしながら、超空力性能を追求した丸みを帯びた卵型デザインを特徴とするEQSのスタイリングは批判され続け、メルセデスが期待していた販売台数には全く届きませんでした。
そのため、メルセデスベンツは「EQSが期待外れな車だった」「マーケティングも不十分だった」ことを正式に認めました。
メルセデスベンツ「EQSクラスの発売は10年早すぎた」

海外カーメディアAutocarの報道によると、メルセデスベンツのデザイン責任者であるゴードン・ワグナー氏に対して、EQSについてインタビューしたところ「EQSの発売は10年早すぎた」とコメントし、マーケティングが最善ではなかったことも認めました。
多くの人が、「EQSクラスはSクラスのピュアEV版」という認識だと思いますが、メルセデスは「そのような意図はなかった」と主張していて、加えて「EQSはフラッグシップモデルのような、運転手付きの高級セダンを目指したものではない」とキッパリ否定。

ゴードン・ワグナー氏は、「これは非常に先進的な車で、ショーファーリムジンとして設計されたものではありません」と説明。
そして彼は、「ショーファーリムジンだなんて…そんな意図はなかったんですよ。このクラスの多くの人は、ショーファーカーに長いボンネットとステータスを期待しますが、EQSはそこが違います。全く異なる車なんです。もっと未来的なCLSやSクラスクーペのような、もっと違ったマーケティングの仕方をすべきだったかもしれません」とコメントしていますが、何れにしてもEQSの商品力や立ち位置は中途半端だったことは明確。
EQSは一度だけマイナーチェンジを実施したが、卵型のスタイリングから全く変わる気配は無かった

メルセデスベンツは、EQSクラスを「より伝統的なスタイル」にするため、2024年にグリルデザイン変更含む軽微なマイナーチェンジを実施。
しかしながら、マイナーチェンジによって卵型のような丸みを帯びたデザインからは大きな変更は無かったため、このデザインを嫌うユーザーもかなり多かったことも事実。
その結果、メルセデスベンツはEQSの第二世代を発売しないことを決定し、代わりにBMWが7シリーズとi7で行ったように、SクラスとEQSを一つのモデルラインに統合し、内燃機関と電動パワートレインの両方を提供する予定であることを明らかにしました。

この新しい統合モデルラインは、2030年まで登場しない可能性があり、EQSはさらに数年間生産が続く可能性があるとのこと。
その間、メルセデスはEQSのアップデートを継続し、早ければ2026年にも全面的な刷新(ビッグマイナーチェンジ相当?)が行われる予定ではあるものの、外観の刷新よりも機能の洗練に重点が置かれる可能性が高いため、大幅なデザイン変更はしばらくは期待できないかもしれませんね。
1ページ目:何かと批判されていた新型CLAクラスが、まさかの大ヒットモデルに?!




