肝心の日本はどうなる?中国向け激安ピュアEVセダンの新型N7が東南アジアや中東でも販売へ!マツダ新型EZ-6の欧州向け価格が「高すぎる」と話題に

中国では破格設定だが、果たして中国以外ではいくらで販売するのだろうか…

日産の中国法人と東風汽車の合弁企業である東風日産より販売されている、新世代ピュアEVセダンの新型N7。

車両本体価格は日本円で約237万円からと破格で、発売から僅か1か月足らずで1万台の受注を獲得した大人気モデルですが、何とこのモデルが中国市場以外でもグローバル販売されることが明らかとなりました。

日産は、継続的な財務上の課題に直面しているにもかかわらず、依然として競争力のある電気自動車を供給できることを示してきました。

中国市場向けに開発された新型N7はその好例で、手頃な価格で洗練されたデザインに加え、販売も好調とのことから、日産にとって救世主ともいえる一台かもしれません。


日産と東風汽車による、自動車輸出に特化した新会社を設立へ!

こちらが、実際に中国市場向けとして販売されている新型N7。

2025年6月下旬、日産の現地合弁パートナーである東風汽車集団と、日産中国投資有限公司は、自動車輸出に特化した新会社を設立することで合意。

新会社の登録資本金は10億元(日本円に換算して約200億円)で、そのうち60%は日産、残りは東風がそれぞれ出資する流れとなります。

日産自身はまだ、輸出市場を確定させていませんが、中国メディアXhbyの報道によると、日産は2026年から中国製N7を他の電気自動車と共に東南アジアや中東含む様々な地域に出荷する予定とのこと。

中国製EVの世界的な需要の高まりを踏まえ、日産は関心度の高い欧州やオーストラリアでもN7の発売を検討する可能性があるそうです。

他のモデルは公式には発表されていませんが、プラグインハイブリッド(PHEV)のパワートレインを搭載する電気自動車の日産Z9や、その兄弟車である中型ピックアップトラックの新型フロンティアプロも輸出・販売される可能性があると噂されています。

N7をそのまま海外に輸出することは不可能!一体なぜ?

しかし、N7をそのまま海外に輸出することは決して簡単なことではなく、日産は、一部の国で規制されている中国製の人工知能(AI)を採用しているため、車両のソフトウェア一部を修正する必要があるんですね。

この問題を解決するため、日産は国際市場向けの新しいソフトウェアパッケージを開発し、現地の開発会社であるIATオートモービルテクノロジーに投資してこれを実現する予定です。

日産N7は、東風汽車が販売するeπ007をベースにした共同開発モデルで、いわゆるゼロから自社開発にしなかったことで、イニシャルコストとして発生していたであろう数億円もの費用を節約することに成功。

完全な日産オリジナル製品ではないものの、海外ユーザーはそこまで気にすることはないと思われ、おそらく「eπ007がベースになっている」ことさえも気づかないのかもしれませんね。

一方でマツダは、 Changan Nevo A07およびDeepal L07とプラットフォームを共有する新型EZ-6(欧州ではMAZDA 6eとしても知られる)でも、同様のアプローチを採用しているため、今後はこうした共同開発モデルが主流になることで、スピード感だけでなく車両本体価格を抑えるモデルが増えて来るかもしれません。

2ページ目:欧州の顧客は騙された?欧州向け新型MAZDA 6eの設定プライスが「中国よりも2倍以上高い」として炎上