ホンダが次期シビックタイプRを語る「市場の要求に対応するため、EVやHEV等、あらゆるモデルになり得る」。合併交渉を決裂したホンダと日産が提携との噂

ホンダのピュアスポーツも、いよいよEV化へとシフトする?

ホンダのハイパフォーマンスモデルでお馴染みとなるシビックタイプR (Honda Civic Type R)。

前回、現行FL5の2026年内の受注再開は絶望的か?といったブログを公開し、将来的に販売されるであろう次期シビックタイプR (FM型?)は、排ガス規制や騒音規制の問題をクリアするため、ハイブリッドモデルもしくはピュアEVとなる可能性が浮上しています。

様々なモデルが余儀なくEV化されるなか、海外カーメディアがホンダの関係者に対し、「次期シビックタイプRはどうなるのか」についてインタビューしています。


シビックタイプRは市場の要求に応えるため、あらゆるモデルになり得る

電気自動車(EV)の将来は、特にアメリカにおいて、連邦税額控除や資金援助の枯渇により、かつてないほど不透明になっています。

そのため、ホンダをはじめとする多くの企業が将来について再考を迫られています。

海外カーメディアAutoExpressの報道によると、ホンダは時代の変化に対応するため、EVからハイブリッドへとリソースをシフトしていると報じられていて、将来的にEVモデルのシビックタイプRが登場する可能性についても触れています。

ホンダ新型プレリュードのプロジェクトリーダーである山上智行 氏は、海外メディアAuto Express誌の取材に対し、将来的にシビックタイプRのEV版が登場する可能性を示唆。

山上 氏は同誌に対して、「タイプRは、”市場の要求”に応える、あらゆるモデルになり得る」と語り、タイプRは”ターボ系のパワートレインに依存しない”ことも付け加えました。

タイプRの本質を見失わない開発

山上氏によると、「タイプRは、このクルマのダイナミックな特性を最大限に引き出すことを目的としている」とのことで、バッテリー駆動のタイプRの登場については、まだ何年も先になるともコメント。

つまり、次期タイプRがEVもしくはハイブリッド化されたとしても、ターボエンジンに依存するようなモデルとして登場するのではなく、あくまでも「走りに特化したモデル」になることは変らず、「走る喜び、ドライビングプレジャー」といった”タイプRの本質”を維持していく考えは、常に持ち続けていることは確か。

EV化されるタイプRで、運転の喜びを保証できるか

2025年初め、ホンダの電気自動車(BEV)開発センター長である秋和利祐 氏は、「エンジニアたちがBEVのタイプRの運転の喜びを、いかに保証できるのか」疑問を呈し、バッテリーと電気モーターは、車に独特のドライビングダイナミクスをもたらし、独特の課題を伴うと説明した上で、同氏は当時、ホンダがこの取り組みを諦めたわけではないことを認めていました。

しかし、ユーザーが電気自動車を望まなければ、ホンダが電気自動車を製造する可能性は低いとも考えられ(そもそも売れない車をメーカーは作りたくない)、ホンダは既に、ユーザーに人気のセグメントである大型SUVの生産を中止したとも報道されています。

トランプ関税の絡みもあり、ホンダは徐々にアメリカ生産へとシフト?

あとは、アメリカにおける電気自動車の将来についても考えなければならず、そのなかでもドナルド・トランプ大統領による対日関税はホンダの財務上の将来にも脅威を与えていることは確かで、最近の報道によると、ホンダは日産にミシシッピ州工場にて、ホンダブランドのトラックを生産する交渉を進めているとのこと。

あとは次期シビック (FM型?)の生産に関しても、トランプ関税の絡みで2028年5月よりアメリカの工場にて生産する計画とも報道されているため、EVシフトに加えて、徐々にホンダ車の生産もアメリカへとシフトされるのではないかと予想されます。

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