フルモデルチェンジ版・新型エクリプスクロス EVは「ルノーのOEM」か?日産・三菱がフランスで共同プロジェクトを推進する理由
ルノー・日産・三菱アライアンスが欧州工場での共同プロジェクト推進を発表
2025年9月17日、ルノー・日産・三菱アライアンスは、アンペアのドゥエー工場での共同プロジェクトを推進することを発表しました。
日産公式プレスリリースにて発表された内容を見ていくと、ルノーグループや日産、三菱の欧州における戦略的提携は、電気自動車(BEV)のイノベーションと事業のシナジーを生み出す協業を通じて新たな段階へとステップアップしていくと説明。
アライアンスオペレーティングボードを、最先端となるフランス北部のアンペア・ドゥエー工場で開催し、三社CEOと会長が共同の取り組みを見直し、新たな成長と価値創造の道を模索していきます。
そして今回のプレスリリースでは、欧州にて発表されるフルモデルチェンジ版・新型エクリプスクロス (Mitsubishi New Eclipse Cross)の存在も明らかにしています。
2025年9月17日に三菱の新型エクリプスクロス EVが発表されることも明らかに

改めて、日産公式プレスリリースを見ていくと、日産のCEOであるイヴァン・エスピノーサ氏と、三菱CEOである加藤隆雄 氏は、初めてフランス北部のドゥエー工場を訪問。
ルノーグループ新CEOフランソワ・プロボ氏は、会長のジャンドミニク・スナール氏とともに、初めてアライアンスオペレーティングボードに出席しました。
本会議は、欧州の顧客に合わせた最先端の電気自動車をお届けするというアライアンスのコミットメントを改めて示すものとなりました。

そして日産と三菱は、パートナーであるアンペアの競争力の高いエコシステムを活用していくとのことで、具体的には、アンペアは、最新のEVである新型マイクラ (Nissan New Micra)と、2025年9月17日に発表されるフルモデルチェンジ版・三菱の新型エクリプスクロス (Mitsubishi New Eclipse Cross)を開発・生産すると発表。
両モデルは、それぞれのブランドアイデンティティに基づいてデザインされ、アンペアの先進的な「AmpR Small」と「AmpR Medium」プラットフォームをベースに開発。
両モデルとも、フランス・ドゥエー工場にて生産の準備が進められており、発売は2025年後半を予定しているとのことです。
ちなみに、アンペア・ドゥエー工場の概要は以下の通り。
ドゥエー工場が電気自動車に対応するために行った大規模な革新:
・5億5千万ユーロを投資し、2つのモジュール式プラットフォーム(AmpR Small(セグメントA/B)とAmpR Medium(セグメントC))に対応する柔軟な生産ラインを新設
・バッテリー組み立て用の新しい工程を設置
同工場が生産する4つのブランド
・ルノー:
100%EV メガーヌ E-Tech(2022)
セニック E-Tech Electric(2024)
R5 E-Tech Electric(2024)・アルピーヌ:
A290(2024)・日産:
マイクラ EV(2025)・三菱自動車:
エクリプスクロスBEV(2025)アンペアは異なる4つのブランドの6車種のEVを生産できる能力を示し、高い柔軟性とブランドごとにカスタマイズ可能であることを実証
生産台数 :
2023:50,729台
2024:89,527台
新型エクリプスクロスEVは、フランスで初めて生産される三菱車

なお、ルノー・日産・三菱がさりげなく、2025年9月17日に発表すると明らかにした三菱の新型エクリプスクロスですが、三菱が欧州市場向けに初めて投入するピュアEVクロスオーバーであり、フランスで生産される初の三菱車となります。

また、日産が2025年5月に発表した日産の新型マイクラは、日産が欧州の顧客の嗜好に合わせてデザインしたアイコニックなモデルとなります。
アンペアのドゥエー工場では、最新のモジュール式生産ラインを使用し、現在この生産ラインでは、アライアンスで共有された専門知識と柔軟な生産能力を活かし、ルノー・日産・三菱・アルピーヌの4ブランド向けに6車種の電動車を生産。
アライアンスは、共同プロジェクトや地域特有の機会に集中し、ドゥエー工場を欧州でのベンチマークとして位置付けることで、持続可能なモビリティへの変革を推進していくとのことです。
