【悲報】フルモデルチェンジ版・日産の新型リーフ (ZE2)が発売前から生産半減、その致命的な理由とは?恒例の「NISMOフェスティバル」中止も痛手か

日産はアリアの失敗から何も学んでいないのだろうか

日本では2025年10月に発表、同年12月に発売予定となっている日産のフルモデルチェンジ版・新型リーフ (Nissan New Leaf, ZE2)。

既にアメリカ市場向けのグレード別価格帯が判明しており、スタートプライスは先代ZE1よりも安価になることが明らかになっています。

日産にとって失敗の許されない主力モデルともいえる新型リーフですが、何と発売前の準備生産段階から、「バッテリーの供給遅れ」により、元々の生産計画から半数近く減産することが判明。

現行アリア同様、発表直後からバッテリー不足で全く生産できないといった問題がありましたが、その失敗を活かすことなく、悪夢が再び起きようとしています。


生産開始早々、出鼻をくじかれた新型リーフ

国内メディア・日本経済新聞の報道によると、生産開始となる2025年9月から同年11月にかけて半数近くまで減産されると報道されており、生産ラインの稼働に必要なバッテリーパックの確保が遅れているとのこと。

まさかの出鼻をくじかれた新型リーフですが、本モデルは現在、栃木県の工場にて生産されているものの、生産台数は今後数か月間で数千台減少することが予想されています。

新型リーフのバッテリーはCATL製ではなくASEC製

新型リーフのバッテリーは、AESC(アスク)から供給されていますが、生産量は予想ほど急速には伸びていないとされ、その結果として供給不足に陥っており、このままではショールームでの在庫が制限される恐れがあるとのこと。

これほど重要な役割を担うことが期待される車にとって、これは発売当初に起こる厄介な問題ともいえますが、なぜ供給が遅れているのか?といった詳細な原因は明らかになっていません(中国のレアアース規制なども関係している?)。

ちなみにASECは、電気自動車(BEV)や定置用蓄電システム(ESS)向けの高性能バッテリーを開発・生産する企業で、日産とNECグループの合弁会社として設立したものの、現在は中国の再生エネルギー大手の遠景科技集団(エンビジョングループ)が経営権を獲得しています。

世界初となるEV用リチウムイオンバッテリーの量産に成功するなど、高い技術力で知られていますが、ようやく再び日の目を見るタイミングでの供給不足は致命的。

新型リーフには、52kWhと75kWhの2種類のバッテリーがラインナップ

ちなみに新型リーフのプラットフォームは、アリアや日産欧州の新型エクリプスクロスEVと同じCMF-EVプラットフォームが採用されます。

アメリカ市場向けにおいては、エントリーグレードに52kWhのバッテリーパックを搭載し、前輪に1つの電気モーターを駆動、システム総出力は174h/システムトルクは345Nmを発揮します。

続いて上位グレードでは、75kWhの大容量バッテリーを搭載し、システム総出力214hp/システムトルク355Nmを発揮、航続可能距離は488kmを実現します。

本モデルは、アメリカでの販売に加え、日本や欧州での発売も決定しており、他の市場にも順次展開される見込みですが、成功の鍵を握るのは販売価格。

既にアメリカ市場向けに関しては、以下の通り29,990ドル(日本円に換算して約441万円)からの販売価格になることが明らかになっており、しかもこの価格は、エントリーグレードSよりも一つ上となるS+グレードの価格帯ですから、廉価版は更に安価で購入しやすい価格設定になることは間違いなさそうです。

【(2026年)新型リーフのグレード別価格帯一覧】

■Sグレード:
[ZE2]未定
[ZE1後期]28,140ドル(日本円に換算して約416万円)

■S+グレード:
[ZE2]29,990ドル(日本円に換算して約443万円)
[ZE1後期]-

■SV+グレード:
[ZE2]34,230ドル(日本円に換算して約506万円)
[ZE1後期]36,190ドル(日本円に換算して約535万円)

■Platinum+グレード:
[ZE2]38,990ドル(日本円に換算して約576万円)
[ZE1後期]-

電気自動車市場を更に大きく盛り上げるはずの新型リーフ

様々な電気自動車が多くラインナップされている昨今、元祖電気自動車となるリーフが、ここに来て市場を大きく盛り上げる存在となるのかが期待されていますが、先ほどもお伝えした通り、直近3か月はバッテリーの供給不足により生産数は半減。

日産の主力モデルとなる以上、生産ペースを落とすことは許されないですし、何よりもアリアでの失敗を活かさなければならない状況で、またも同じ失敗を繰り返すことになりそうな雰囲気。

日本でも発表・発売するのは良いものの、受注を受け付けるだけで「納期未定」となることだけは避けてほしいところですし、せっかく毎年恒例のNISMOフェスティバルを中止してまで、新型車の投入や発売に注力しているのに、こんなところで立ち止まってはいられないわけですから、しっかりと計画を立ててアクションを起こしてほしいところです。

2ページ目:毎年恒例となっていたNISMO Festival 2025がまさかの中止へ