日産の新型ローグ (T34)/エルグランド (E53)に搭載の第三世代e-POWERが、フォードやステランティスにも搭載される?テスラが4万ドルを切るモデル3をサプライズ発表!
日産のハイブリッド技術は、果たしてどの方向に進んでいくのだろうか
日産にとって2024年は、かなり厳しい一年であり、魅力ある新車・新型車が発表できませんでした。
しかしながら、同社は既に業績回復に向けて懸命に取り組んでいて、新型車や改良モデルの導入に加え、フォードやステランティスといった強力なライバルを含む他ブランドとの提携も視野に検討しています。
そして2020年代末までに、日産は複数の自動車メーカー向けにハイブリッド車を開発する可能性があると報道されています。
日産の第三世代e-POWERが競合他社の車両に搭載される可能性も

海外カーメディアAutomotive Newsの新たな報道によると、問題の車両のベースとなるのは、2026年度に登場予定となっているフルモデルチェンジ版・新型ローグ (Nissan New Rogue、日本名:エクストレイル, T34)。
既にアメリカでも開発車両がスパイショットされており、第三世代e-POWERが搭載されることが決定した一台です。
日産のコンパクトSUVであるこのモデルは、ガソリンエンジンを発電機にすることで電動バッテリーとモーターを駆動する、同社独自のシリーズハイブリッドシステムe-POWERを搭載しています。
提携によって誕生する可能性のあるモデルは、ローグと並行して、アメリカ・テネシー州スマーナで生産される予定です。

日産のe-Powerテクノロジーは、日本と欧州では何年も前から提供されていますが、アメリカでは2026年後半まで導入されない予定です。
この技術は、現在日本で販売されているエクストレイル e-POWER (T33)よりも、高速道路での燃費性能が15%向上するとのことで、先ほどお伝えしたT34型ローグだけでなく、新型キャシュカイ (New Qashqai)や新型エルグランド (New Elgrand, E53)にも採用されます。
高速道路での燃費性能が15%向上すると聞くと、数字だけで見れば確かに魅力的ではあるものの、やはり実燃費でどれだけ向上しているのかが一番気になるところだと思います。
日産は今後を生き抜くためにも、競合他社に技術を供給することで利益確保か

海外カーメディアAutonewsによると、アメリカでの製造は、フォードとステランティスにとって魅力的なプラットフォームとなっていて、実際、日産はバッジエンジニアリング車の受注を確保できなくても、これらのブランドのいずれかと何らかの契約を結ぶ可能性があると報じています。
日産の広報担当であるブライアン・ブロックマン氏によれば、ハイブリッド車の需要拡大に対応するため、車両とパワートレインの生産を現地化する「選択肢を検討している」と認め、さらに日産は、「対話は引き続き歓迎する」ものの、「アメリカ工場での生産に関する合意は何も締結していない」と説明。

興味深いことに、潜在的なパートナーはビッグスリーのうち2社だけにとどまらず、三菱も共同生産に関心を示しており、「次期アウトランダーにe-Powerエンジンを搭載する」とも報じられています。
一時期話題となった、台湾の鴻海精密工業を中核とする企業グループ・フォックスコンも契約メーカーとして参入する可能性があるそうで、日産にとって、このような契約を2社、あるいは3社締結することは大きな前進となるかもしれませんね。
ピュアEVモデルのリーフ (Leaf)でEV市場をリードしてきた日産ですが、電動車に関しては多くの競合他社に遅れをとっているのが現状で、オートフォーキャスト・ソリューションズのアナリストであるサム・フィオラニ氏は、「市場に投入するのを待ちきれない」と述べています。
