【試乗】マイナーチェンジ版・日産の新型セレナ (C28)は「進化と退化」が激しい?元オーナーが驚いた爆速音声認識と、シートが「カタく」なった違和感

マイチェン版の新型セレナ (C28)は一体何が進化した?

2026年2月12日に発売された、日産のマイナーチェンジ版・新型セレナ (Nissan New Serena, C28)。

当ブログでは、本モデルの具体的な改良・変更内容から、実車の内外装デザインのインプレッションまで幅広くお届けしてきました。

今回は、ご縁があって日産ディーラーのイベントに参加させていただき、そのなかで実車の試乗も体験させていただくことに。

元々マイナーチェンジ前のセレナ e-POWER ルキシオン (LUXION, C28)[2WD]を所有していたオーナーとして、どのような違いがあったのかも含めてインプレッションしていきたいと思います。


試乗させていただいたグレードはe-POWER LUXION [2WD]

今回、私がお世話になっている日産ディーラーにて試乗させていただいたのは、元々私が所有していたものと同じe-POWER LUXION [2WD]。
※次の人の試乗のことも考慮し、試乗車は撮影できておらず、過去に撮影した展示車を掲載しています

ボディカラーはプリズムホワイトで、基本的にメーカーオプションは全て装備されているため、気分的には自分が乗っていた車を再度運転するような感覚です。

やはりマイナーチェンジで大きく変化したのは、この左右非対称となる着物の衿をイメージしたフロントグリルでしょうか。

更には、ハイウェイスターVとの差別化を図るためにグリル部分にメッキ調加飾を施すことで個性と差別化を演出。

公式画像で見ると「賛否が大きく分かれそうなデザインだなぁ」と思っていましたが、空の下で見てみると「日産らしさがあって良いじゃん」と思えるほどでした。

マイナーチェンジといえど、この車はまだまだ改善すべき点が多い

基本的には、マイナーチェンジ前からパワートレインや走りなどの変化はなく、運転席から見る景色であったり、ステアリングフィール、ドライブフィールなども変わらないため、「マイナーチェンジによる驚き」というものはありませんでした。

ただ、改めて競合モデルのトヨタ・ノア (Toyota Noah)/ヴォクシー (Voxy)や、ホンダ・ステップワゴン (Honda STEPWGN)と異なる点をまとめていくと、この車はまだまだ伸びしろがありそうですし、言い方を変えれば改良すべき点はまだまだあると思うんですね。

特にそのように感じたのが以下の通り。

・運転席の足元の窮屈さ(特に左脚)は変わらないため、できるだけ左脚が内股にならないよう、もう少しスペースを大きく確保してほしい

・ダッシュボードの低さと視界の広さは、競合ミニバンに比べると優れている

・第二世代e-POWERの滑らかでトルクフルな立ち上がりは、トヨタやホンダのハイブリッドモデルとは異なり快適

・ただし、エンジンが稼働したときの振動であったり、エンジン音の車内への入り込みは改善されておらず、相変わらず煩わしい

・ステアリングフィールの軽やかさは、競合ミニバンよりもダントツで軽いが、ステアリングの剛性感はイマイチ(心許ない印象を受ける)

・Googleビルトインナビの採用により、ナビリンク機能付きのプロパイロット1.5は活用できなくなった

・Googleビルトインナビの採用により、プロパイロット2.0の年会費が3,000円以上高くなった
→(マイチェン前)25,520円から、(マイチェン後)28,580円に値上げ

マイナーチェンジで進化した点もある

ただその一方で、今回のマイナーチェンジで「進化を感じた」と思ったのは以下の通り。

・Googleビルトインナビを採用したことで、音声認識のレスポンスや回答速度が飛躍的に進化した
→話しはじめてから瞬時に文字お越しが始まり、即座に回答してくれる

・音声認識によるシートヒーターやエアコン温度の変更なども、スピーディでストレスフリー

・隠しコマンドとして、ステアリングヒーターの「温度」を上げることができる
→音声認識システムを活用して「ステアリングヒーターの温度を上げて」とコメントすると対応してくれる

上記は、あくまでもGoogleビルトインによる音声認識の「質」が向上したという点だけにフォーカスを当てていますが、それ以外の進化・改良・改善などの大きな変化は無し。

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