えっ、また?三菱「デリカ」が今度はエンジンのリコール。エンストで再起不能の恐れ?

2020-05-26

以前、三菱「デリカ」のディーゼルエンジンモデルが、ソレノイドバルブの不具合により、窒素酸化物(NOx)を大量に排出するという問題を受けてリコールを発令した、という記事を公開しましたが、今回新たに同車を含めた6車種において、エンジンに関するリコールが発令されました。

リコールの内容としては、エンジンコントロールユニットの電源制御等に使用されるリレーに不具合によるもので、リレー内部の溶接が不適切なために溶接部が異常発熱して溶接が外れ、導通不良となることがあるとのこと。
そのため、走行中にエンストして再始動不能となるおそれがあり、またアイドリングストップ付車両は、エンジン警告灯が点灯してエンジン出力が制限されるおそれがあるとのことです。


対象となるのは、2014年12月5日~2016年7月4日に製造された「デリカ」「アウトランダー」「アウトランダーPHEV」「RVR」「ギャラン」「ランサーエボリューション」の6車種で、4万1,697台という大規模なリコールとなります。

なお、全車両、当該リレーを良品と交換する、リコール作業を行うとのことですが、現時点ですでに28件の不具合が発生しているとのことです。

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Reference:Response