何と落札額は史上最高の約22億円!世界限定64台のみ&日本人オーナーに納車されたマクラーレンF1がオークションにて超高額落札。もはやここまで来ると芸術品レベルに

出品当初は約16.5億円ほどと言われていたが、低走行距離・コンディションを考えるとその価値を上回るのも納得

さてさて、以前当ブログでご紹介した走行距離400km未満&シャシーNo.029のマクラーレンF1が競売に出品され、超高額落札が期待できる?という内容について、2021年8月に開催されたグッディング・アンド・カンパニーのオークションにて無事落札されたとのことですが、何とその価格帯がマクラーレンF1史上最高落札額を更新。

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実はこのモデル、一番最初に購入したのが日本人オーナーとのことで、その後アメリカへと輸入されたりで転々としていたわけですが、最初の日本人オーナー以外は全く乗ることなく、走行距離も僅か387kmと完全に鑑賞もしくは投機用として購入されたモデルだったんですね。

当初の予想落札価格は約16.5億円と報じられていましたが、一体どれほどの金額にて落札されたのでしょうか?


ボディカラーはF1シリーズで全く見たことの無いブラウン系

改めて今回出品されたF1を見ていきましょう。

ボディカラーは何とも珍しいクレイトン・ブラウンと呼ばれる特別カラーで、世界限定64台のみ販売されたモデルでは全く見たことの無い希少カラー。

しかもこうした渋くも深みのあるボディカラーを日本人オーナーがチョイスしていることにも驚きで、一度も公道にて目撃されるなどの情報も無かったですし、よくよく調べてみたら博物館の展示品として保管されていたとのこと。

もはや車というよりも芸術品扱いになっているF1ですが、マクラーレンのこれまでのラインナップモデルで唯一新車価格よりも圧倒的に高額値で取引される個体でもありますから、「そりゃ芸術品扱いになってもおかしくないわな」というのが正直なところ。

ドアはもちろん、ルーフまでオープンするディヘドラルドアを採用し、後のマクラーレン・セナ(McLaren Senna)/スピードテール(Speedtail)といったアルティメットシリーズにももちろん引き継がれています。

ほとんど公道にて乗られることなく、加えてF1に備えられている付属品も大切に保管されているため、キズや汚れなども全く無い状態だそうですが、当時の整備記録や領収書、通信文、工場発行のハンドブックポートフォリオ、チタン製工具セットなども全てベストな状態。

特にチタン製製の工具セットは一切使用されることなく、この工具セットだけでとんでもない金額になるため、下手に使用できなさそう。

現代の3シータ-モデルでは公道にて走らせるのも一苦労

シートレイアウトは、当時大きな衝撃を受けたセンターシート(3シーターレイアウト)で、見た目のインパクトにとどまらず、ルマンレースにて走らせて圧倒的なパフォーマンスで優勝するなど、F1本来のスペックの高さは本物。

ちなみにF1は不明ながらも、後継モデルとなった3シータ-レイアウト&ハイブリッドハイパーカーのスピードテールは、アメリカの公道にて走行することができず、米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)の規則である”Show or Display”ルールに申請すれば、特定の車両が道路規制を免除されるとのことで、原則として年間2,500マイル(約4,000km)まで走行できるとのこと。

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