【車は何も悪くない!】フィリピンにて、高額な関税を逃れようとしたマクラーレン620Rやポルシェ等を押収→容赦なく破壊…ドゥテルテ大統領遅るべし【動画有】

何の罪もない希少な車が、不正を働いた大人たちのせいで公開破壊される運命に

2020年8月上旬、フィリピンにて輸入業者がスーパーカーの高額な関税を逃れるため、書類上をポルシェ・ケイマン(Porsche Cayman)として登録し密輸していたことが発覚。

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実際に輸入されたのは、マクラーレンのスポーツシリーズとなる570S GT4をベースに世界限定350台のみ販売したハイパフォーマンスモデル・620R(McLaren 620R)でした。

これがマニラ港にて見つかってしまい、すぐにフィリピン政府へと報告され、同国トップのロドリゴ・ドゥテルテ大統領からの指示により公開破壊が行われ、SNSを通してライブ配信が行われました。


今回破壊されるのはマクラーレンやポルシェ、ベントレーなどの高額車両で、全て不正輸入されたものばかり

こちらが今回、公開破壊の対象となってしまった罪なき車両たち。

いずれも2018年~2020年に押収されたもので、マクラーレン620Rやベントレー・フライングスパー、ポルシェ911C2S、ロータス・エキシージ、韓国ジェネシス、トヨタ・ソアラといった貴重なモデルばかり。

これらの車両を全て、重機(バックホー)を用いて押しつぶしていくというとんでもないパフォーマンスが繰り広げられます。

そもそもフィリピンの関税ってどれぐらい高いの?

ちなみに、マクラーレン620Rの国内車両本体価格は約3,170万円(299,000ドル)からの販売となりますが、フィリピンでの販売価格は、関税分が3,630万円(1,680万円ペソ)加算されるため、何と(関税含めての)車両本体価格は約7,130万円からとなってしまいます。

もはや車両本体価格の2倍近くにまで跳ね上がっていますが、この価格帯であれば日本市場ではランボルギーニ・アヴェンタドールSVJ(Lamborghini Aventador SVJ)のオプションてんこ盛りが購入できるレベルなので、フィリピンにてこういった高額モデルを(密輸せずに)購入できるユーザーはほんの一握りと言われています。

なお、書類上の申請ではポルシェ・ケイマンの関税分となる約350万円(150万ペソ)しか申告していなかったため、総費用の約90%を回避していることがわかります。

関税を避けることのリスクはあまりにも大きい

いつものことながら、不正に密輸した身勝手な業者(人間)たちに罪があることは確かなのですが、密輸された車両たちに一切罪は無いにも関わらず、こうしてSNSにて公開破壊の模様を配信することは決して気分の良いものでは無いと思うんですね。

確かに「同じことを繰り返したら…」という抑止効果にはつながりますが、改めて思うのは押収した車両をチャリティーオークションに出品するなど、もっと社会に貢献できることがあったのではないか?と考えたりもします。

日本では考えられない高級車たちに公開破壊ショー

こちらが重機によって破壊されていくポルシェ911C2Sやベントレー。

なぜか今回の主役扱いとなっているマクラーレン620R。

この車両だけに関しては、なぜか徹底的に押しつぶされてしまうことに。

620Rを設計・製造した方々がこの動画の配信を見たら、どのように思うのでしょうか…

容赦なく破壊されたマクラーレン620R含む押収された車両たちですが、このあと更なる破壊ショーにより、原型を留めない形になってしまいました。

なおフィリピン政府のロドリゴ・ロア・ドゥテルテ大統領は、今回のパフォーマンスに満足した模様。

ちなみにフィリピンでは、2021年2月にも17台の高額車両を破壊し、その翌月には7台、更にその翌月には14台もの車両を破壊しています。

過去にフィリピンにて破壊された過激すぎる公開破壊ショーは、以下の次のページにてチェック!


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