【インテリア編】トヨタ・新型「クラウン」見てきた。内装はとにかく豪華、だけどカップホルダーが気になって仕方が無かった件【動画有】

2022-06-29

エクステリアには負けない豪華なインテリア

さて、6月26日に販売スタートしたばかりのトヨタ・新型「クラウン」を早速拝見してきました。
今回のモデルで15代目となり、これまでグレード分けされてきた「マジェスタ/ロイヤル・サルーン/アスリート」を完全廃止し、「クラウン」の1シリーズのみにて勝負してきたトヨタ渾身のセダン。
ラグジュアリーさとスポーティさを掛け合わせたデザインへと進化し、何よりも前モデルにはなかった特長や安全性、機能性においても格段にアップしているということで、初期受注で既に4万台を突破している理由も頷ける究極の一台ではないかと思います。

前回は【エクステリア編】でしたが、今回は【インテリア編】をご紹介。
ただ、以前の記事でもお伝えした通り、この日はとにかく人の出入りが激しかったので、あまり撮影することができませんでした。
既存の画像をもとにご紹介することが多々ありますが、そのあたりは予めご了承ください。

【エクステリア編】はコチラ:【エクステリア編】トヨタ・新型「クラウン」見てきた。賛否両論あるもそれでもヒット間違いなしのラグジュアリー・スポーツセダン(2018/6/29投稿)

※今回訪問・新型「クラウン」を拝見したのは、福井トヨタ・開発店さん。
担当セールスさんも非常に懇切丁寧な方で、元々トヨタの自動車整備士の経験を経て営業になられたということもあり、車には非常に詳しく、独自の視点から新型「クラウン」の説明をいただきました。


早速インテリアを見ていこう

前回に引き続き、今回拝見したモデルは「クラウン 3.5L RS Advance(2WD)」とスポーツ上位グレード。
ボディカラーはシンプルなブラックカラーに、インテリアはホワイトの本革仕様となります。

それでは、早速新型「クラウン」のインテリアをチェックしていきたいと思います。
…っが、ここで早速ドライバーズシートの撮影ができなかったため、既存の画像を使い回し。
スポーツ仕様の”RS”は、排気量2.0Lターボ、2.5Lハイブリッド、3.5ハイブリッドに関係なく、標準仕様が合成皮革となっています。
そのため、シートを本革に設定するには、「レザーシートパッケージ(ブラック or ホワイト)」なるオプションを設定する(237,600円~312,120円とグレードによってオプション価格が異なる)必要があります

シート形状としては、ホールド感を強くするためにスポーツバケットシートを採用。
実際にシートに座り込んだときの印象としては、欧州モデルとは異なる”ちょっと硬め”の印象を受けますが、適度にシートと体がフィットし包み込んでくれるかのような安心感があるのが特徴。

そして、これは後の試乗記事でも記載したいところではありますが、新型「クラウン」はスポーティな印象を持つも、実際に試乗してみると乗り心地は結構柔らかく、ちょっとフワフワした印象を受けます。
この時に、硬めのシートに座っていることで、そうしたフワフワ感をフラットな味わいへと変化させ、ドライバに負荷と振動といったストレスを与えないような造りになっているのかな?と思わせてくれる印象を受けました。非常に計算されてるなぁと感じた次第です。

どんだけ撮影できてないのよ・・・

すみません、とにかくコックピット回りは殆ど撮影できていません。
気を取り直して…コチラはステアリング周り。

大きく太めのステアリングホイールと、中央には「クラウン」を象徴する王冠のロゴが添付されています。

メータ周りも敢えてデジタルにするのではなく、アナログ式で立体感を出すところは「クラウン」らしいところ。

センター上部には、ナビゲーションやテレビ、オーディオ表示等が行える8インチ遠視点ディスプレイが搭載し、下部には更に大型ともいえるトヨタマルチオペレーションスイッチが搭載されています。
特にセンターにあるトヨタマルチオペレーションスイッチは、スマートフォン感覚で操作することが可能で、マルチメディア操作はもちろんのこと、空調操作(エアコン/シートヒータ)、車両設定操作(ドライブモード、リヤサンシェード等)物理ボタンではなく、タッチボタンとして集約させました。

この操作は、かなり好き嫌いがはっきり分かれるのではないかなぁと思うところ。

特にご年配の方にとっては、今まで慣れ親しんできた物理ボタンから、急激に進化して一つのディスプレイの中で操作するわけですから、慣れるには相当に時間がかかりそうな気がします(あくまで個人的な意見)。

今回の目玉といえるセンターコンソール

こちらはセンターコンソール。
サイドシフトにはゲート式ではなく、高級感を持たせるためにシフトブーツを設定していますね。
その後ろにはEVモードボタンや、パーキングホールドボタンなどが集約されています。

そして今回一番注目したいところが、左側にあるカーボン調の部分
何か変な蓋のようなものが被さっているように見えますが、実はコレ”押すんです”

押してみるとこんな感じで蓋が底で固定される、昇降式のドリンクホルダーに変化します。
使用しないときや、埃を拭き取りたい時には筒の内側にある”PUSH”スイッチを押せば元通りとなります。
以下の動画のように操作するわけですが、これもかなり好き嫌いがはっきりと分かれるデザインじゃないのかなぁと思うところ。

動画を見ての通り、上蓋を底まで押し込むには”そこそこの力”が必要です。
使用しないときはスマートにパネルとフラットになることはもちろん、埃などが溜まらない設計になっているとのこと。
ただ、このデザインを見たときに真っ先に感じたこととして「飲み物をこぼしたときに、底面と筒の間に入り込んだ液体はどうやって拭き取るんだろう…?」と感じた次第。
特にこの暑い時期は、冷たくもキンキンに冷やした飲み物をドリンクホルダーに置く機会が格段に増えるでしょうし、そのときに必ず結露でカップ表面が汗をかき、底面と筒との間に入り込む恐れがあることを考えるとどうなのかなぁ…というのが正直な感想。
あんまり気にしなくて良いところだとは思いますが、多分こういった疑問を持っている方も多いはず!

気になる後席の印象は?

さて、最後は気になる後席へ。
後席のシートは、フロントシート以上に張りが強いのか更に少し硬めな印象
ですが、座り込んだときのお尻の入り込みも深く、フロントシート並みのホールド感がありますね。

実際に後席に乗り込んだ時のフロントシートバックと私の脚のクリアランスですが、拳一個分あるぐらい。
フロントシート位置は、身長182センチの私の体格に合わせて最適なシート位置に調整してるので、結構後ろまでスライドさせています。
しかしながら、それでもまだスペースには余裕がありますし、天井も拳一個分高いぐらいにマージンもあるので、意外にも快適。

こちらはセンターコンソール後ろにある後席用の通気口。
横向きではなく縦向きで、そこそこの大きなサイズ感なので、風当たりも良さそうですね。
なお、写真はありませんがラゲージスペース(トランクルーム)はゴルフバッグ4個分収納できるスペースがあるとのこと。

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