チェコのメーカが最新レーシングカー「モスキート(Mosquito)」を発表。限定18台のみ、1,000kg未満のライトウェイトスポーツカーでル・マンを支配する

2020-05-27

チェコのエンジニアリングメーカがル・マンレースに殴り込み!

チェコのエンジニアリングメーカであるPerformance Solutions(パフォーマンス・ソリューションズ)が、ル・マン耐久レースに参戦するための最新レーシングモデル「モスキート(Mosquito)」を発表しました。

このモデルに名づけられた「モスキート」とは、第二次世界大戦にて登場したロシアに開発された双発エンジンを搭載する「De Havilland Mosquito」と呼ばれる対艦ミサイルが由来となっていて、更にはル・マンレースに登場する数多くのライバルモデルを圧倒するために素早いスピード性と敏捷性を持った一台になると言われています。


「モスキート」はパワーよりも軽量化に特化した一台

今回のモデルに関して、Performance Solutions CEOの説明によれば「どのチームも1,000hp以上のハイパーカーを製作していますが、我々が開発するモスキートのDNAは分子構造が異なり、競争意識を持つよりも、早くラップタイムをクリアすることが大きな目的であり、更にはその車体重量をどのメーカよりも大幅に軽量化することも一つの目標になっている」とのこと。

「モスキート」は、FIA認定の軽量フレームとカーボンファイバ製ボディを採用することで、車体重量は僅か974kgと非常に軽い仕様となっています。
パワートレインは、排気量は不明ながらもV型8気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力600hp/最大トルク650Nmを発揮。
パフォーマンスとしては、0-100km/hの加速時間が2.9秒、最高時速は320km/hにまで到達、トランスミッションはパドルシフター付の6速ギアボックスを搭載します。

なお、このモデルは世界限定18台のみ製造される予定ですが、全く同じ個体を製造することはなく、全て一人ひとりの特別なオーダーメイド(つまりは全てワンオフモデル)にて製造されるとのことで、ボディカラーはもちろんのこと、インテリアデザインも異なると言われています。

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Reference:TheSupercarBlog.com