遂に来た!日本国内にてレクサス初のフラッグシップミニバン「LM300h」が目撃される。トヨタ「アルファード」ベースで更に上質、日本での発売の可能性も?

2020-05-27

~遂に新型「LM」が日本にてキャッチされる~

2019年4月に中国・上海モーターショー2019にて衝撃的なデビューを果たした、レクサス初のフラッグシップミニバンで、同社5つ目のトップレンジモデルとなる「LM300h(Luxury Mover)」ですが、このモデルが遂に日本にて目撃されています。
インテリアの画像は以下にまとめていきますが、左ハンドル仕様であることから海外へと出荷するモデルである可能性が高そうですね(情報提供いただけたI様には心より感謝致します!)。

トヨタのフラッグシップミニバン「アルファード(Toyota Alphard)」がベースになっている今回モデルですが、スタイリングとしては同等のラージミニバンであるものの、やはりレクサスの特徴とも言うべきフロントのスピンドルグリルはとんでもなくダイナミックで、L字を幾重にも重ねた複雑なデザインは「LS」をモチーフにしたのではないかと予想されますね。

ちなみにこちらが現行「LS」のスピンドルグリル。
キメの細かさは「LS」の方が上手となりますが、「LM」はミニバンらしいドッシリとしたスタイルに見合ったデザインだと思います。

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~その姿はかなり強烈で、オーラさえも漂ってくる程~

改めて「LM300h」を見ていきましょう。
ボディカラーはホワイトパールクリスタルシャインとなっていますね。
ワールドプレミアされた個体は、ほぼほぼブラックがメインとなっていましたが、ホワイトではメッキのアクセントがかなり際立っているように感じられます。

そしてフロントのヘッドライトは「RX/LX/LS」同様に横に連なる三眼フルLEDを採用し、L字型の大型シームレスなLEDデイタイムランニングライトは「LX」を想起させるダイナミックさがあります。
ちなみにL字のデイタイムランニングライト直下には、謎のライトのようなものがありますが、恐らくこの部分は点滅式?のウィンカーになるのではないかと予想しています。

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~リヤデザインはまるでVIPカーのようなアグレッシブさ~

こちらはリヤデザイン。リヤテールゲートの右下にはしっかりと「LM300h」のバッジが貼付されています(リヤエンブレムもハイブリッドを意味するブルーの”L”バッジを貼付)。
物凄いボリューミーなデザインで、ルーフスポイラーの張り出しがスゴイこと何の。まるでVIPカーのような過激さがありますね。

そしてリヤテールは「UX」のシームレスタイプを大型化したものになりますね。
これはかなり思い切った感がありますが、リヤテールランプがどのように点滅(流れる?)のか気になるところ。

~やはりリモートタッチシステムは標準装備されているようだ~

続いてはインテリアを見ていきましょう。
レクサスのトップモデルということもあって、運転席周りも相当に豪華な仕上がりになる?という期待もありましたが、どうやらこの辺りはベースモデルとなるトヨタ「アルファード・ロイヤルラウンジ(Alphard Royal Lounge)」とほとんど変わりなさそうですね。

コックピット周りをチェックしていくと、まずステアリングはフラットボトムではなく真円タイプであることが確認でき、ステアリング上にはシンプルな物理スイッチが複数配置されています。

以前の記事でもご紹介しましたが、ステアリング後ろのパドルシフトは設けられていないことから、スポーツ性を発揮するための車両ではなく、あくまでも送迎を重要視した一台であることを考えると、パドルシフトは全く持って不要なのかもしれません。

センターパネルやディスプレイをチェックしていくと、ナビゲーションディスプレイは10.3インチ程のワイド感のあるディスプレイに加え、センターアームレストの目の前にはタッチパッド式のリモートコントロールも完備しています。
ここはさすがに「LS/LX/RX/ES」同様に12.3インチを採用してほしかったところ。

あくまでも「LM」は、後席に力を入れた一台であったにしても、トヨタ「アルファード」との大きな差別化を図る意味でナビの大型化は必要だったのでは?と考えたりはします。

そしてその下にあるエアコン関連のタッチパネルやダイヤル類、吹き出し口は、こちらも「アルファード」とほぼほぼ共通化されたところですね。
異なるのはハザードの位置が中央に移動されたことぐらいでしょうか。

そしてその下にあるセンターシフトノブですが、これはかなり期待したポイントだったのですが、まさかのシフトブーツを設けないゲート式だったということ。
これは意外と言いますか…シフトノブ周りの物理スイッチも全く同じである点も含めて、この辺りの差別化を必要とせず、完全に割り切った(それとも変える気がなかった?)レイアウトになっていますね。

~後席の広さはとんでもないレベル。まさにVIP顧客のためのプライベート空間だ~

そしてこちらが後席スペース。
「LM300h」のシート構成については、4席タイプと7席タイプをラインナップしますが、今回撮影されているのは4席タイプとなりますね。

ビジネスや送迎等を目的とした方には、4席タイプが最適だと思われ、フロントシートと完全にパーティションを設けることで、自分だけのプライベート空間を提供します(パーティションには26インチの大型ディスプレイ付)。
リクライニング角度も自在で、最適なリラクゼーションを可能とする低密度ウレタンフォームを採用しているそうですが、写真で見る限りでもとにかく広々としていて、エコノミー症候群になりそうなほどに長距離移動ができそう。

その他には、クーラーボックスや傘収納スペース、タッチコントロールパネル付のセンターコンソールを備えていますし、シートヒータ/シートベンチレーションシート(クーラー)ももちろん完備。
エアコンの温度調整も音声にて調整することが可能となっています。

一方で7席タイプについては、1列目2席、2列目3席、3列目3席のファミリースタイルとなり、特に3列目には高級バケットシートを提供しているそうです。

また、これは確定事項ではないものの、ディーラ情報によれば2020年以降には日本での販売準備も進めているとのことですが、既にトヨタから「グランエース」が発表されている以上、「LMを発表する必要があるのか?多分グランエースよりも3倍以上高額になると思うし…」という疑問もあるものの、芸能事務所のタレントや政治家を送迎するためとして活用する上では、ある程度の需要は見込めるかもしれませんね。

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