トヨタ新型「ハイエース/レジアスエース/クラウンRS」に計10万台超えの大量リコール。走行不能やモールディングが脱落する恐れアリ

2020-05-27

~約9万台近くの「ハイエース/レジアスエース」に大量リコール~

トヨタ新型「ハイエース/レジアスエース」の2車種・計88,969台に大量リコール。

リコールの内容としては、自動変速機において、エンジン制御用コンピュータ内の変速油圧制御プログラムが不適切なため、変速の際、油圧が過度に高くなることがあるとのこと。
そのため急加速等の使用を繰返すと変速機内のクラッチが損傷して加速不良が生じ、最悪の場合、走行不能になるおそれがあるとしてリコールを発令しています。

対象モデルをしっかりとチェックしていこう!

なお、気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故は無いものの、既に6件の不具合が発生しており、市場からの情報により明らかになったそうです。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[ハイエース/レジアスエース]
・CBF-TRH200V、CBF-TRH200K、CBF-TRH200K改/T R H2 0 0 -0 2 07 4 4 1~T R H2 0 0 – 0 2 94 2 7 7/平成26年12月 9日~平成31年 1月19日/75,533台

・CBF-TRH200V/T R H2 0 0 -5 0 22 6 5 5~T R H2 0 0 – 5 0 37 7 6 7/平成26年12月25日~平成31年 1月 9日/13,436台

改善措置としては、全車両、エンジン制御用コンピュータ内の変速油圧制御プログラムを対策仕様に修正するリコール作業を実施するとのことです。


~後席ドア後部のクォーターウィンドウガラスモールディングが脱落する恐れアリ~

続いてはトヨタ「クラウンRS」の1車種・計20,579台に大量リコール。

リコールの内容としては、後席ドア後部のクォータウィンドウガラスのモールディングにおいて、ガラスに接着するための下塗り剤(プライマー)の選定が不適切なため、温度変化の繰返しにより、モールディングに応力が生じて接着部が剥がれることがある。
そのため浮きや異音が発生し、最悪の場合、モールディングが脱落するおそれがあるとしてリコールを発令しています。

対象モデルをしっかりとチェックしていこう!

なお、気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故は無いものの、既に52件の不具合が発生しており、市場からの情報により明らかになったそうです。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[クラウンRS]
・6AA-AZSH20/A Z S H 2 0 – 1 0 0 9 8 5 9~A Z S H 2 0 – 1 0 3 5 9 5 2/平成 30 年 8 月 20 日~平成 31 年 2 月 18 日/15,677台

・6AA-AZSH21/A Z S H 2 1 – 1 0 0 1 8 0 7~A Z S H 2 1 – 1 0 0 6 6 4 7/平成 30 年 8 月 20 日~平成 31 年 2 月 18 日/2,284台

・6AA-GWS224/G W S 2 2 4 – 1 0 0 2 8 8 8~G W S 2 2 4 – 1 0 0 6 3 0 0/平成 30 年 8 月 20 日~平成 31 年 2 月 18 日/1,469台

・3BA-ARS220/A R S 2 2 0 – 1 0 0 1 3 2 4~A R S 2 2 0 – 1 0 0 2 9 1 6/平成 30 年 8 月 20 日~平成 31 年 2 月 18 日/1,149台

改善措置としては、全車両、モールディング接着のための下塗り剤を対策品に変更したクォータウィンドウガラスと交換するリコール作業を実施するとのことです。

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Reference:国土交通省①国土交通省②