えっ、ベースはランボルギーニ「アヴェンタドールSVJ」?!マンソリーがとんでもない過激カスタムモデル「カブレラ」を発表。世界限定3セットのみ、エンジン出力は800馬力までパワーアップ

2020-05-27

~これがまさか「アヴェンタドールSVJ」だとは思うまい~

ドイツの過激&超高級チューナーでお馴染みマンソリーが、何と世界限定900台販売されたランボルギーニ「アヴェンタドールSVJ(Lamborghini Aventador SVJ)」をベースとした過激カスタムモデル「カブレラ(Mansory Cabrera)」を発表しました。

カブレラとは、ランボルギーニがこれまでネーミングしてきた伝統に則ったもので、スペインの有名な闘牛の血統名だそうですが、そもそも「カブレラ」というのはランボルギーニのエントリーモデルとなる「ウラカン(Huracan)」が発表される前に噂されていた名称(コードネームLP724)でもありますね。


~世界限定3セットとはいえ、本当にこのカスタムを要求するユーザーが現れるのだろうか?~

そんな様々な伝統と衝撃が入り混じった「カブレラ」ですが、何と世界限定3セットのみ販売されるとのことで、非常に限られたカスタムモデルであり、おそらくはそのカスタム費用もとんでもないものになるのではないかと思われます。

早速「カブレラ」の外観をチェックしていくと、とても「アヴェンタドールSVJ」がベースとは思えないほどの変貌っぷりで、ボディカラーはヴェント・ヴェルデと呼ばれるミリタリーっぽいボディカラーに、カーボンのアクセントを加味することで、戦闘機のような雰囲気を醸し出していますが、「アヴェンタドール」の特徴ともいえるY字型デイタイムランニングライトなどは完全に排除され、イタルデザイン「ゼロ・ウーノ(Italdesign ZeroUno)」のような顔つきにも見えますね。

ちなみにこちらが世界限定5台のみ販売された「ウラカン」ベースのハイパフォーマンススーパーカー「ゼロ・ウーノ」で、その価格帯は約1.8億円といわれています。

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~ボディはもちろんフルカーボン仕様~

改めて「カブレラ」に戻りましょう。
ボディ全体はマンソリーオリジナルのカーボンファイバ製ボディキットと、新デザインとなるアルミホイール(「ヴェネーノ」風のデザイン)、空力特性を考慮したフロントバンパー、LEDストリップによってサポートされる4点クラスターが採用。
但し、「アヴェンタドール」の特徴ともいうべきドアが上に開くタイプのシザードアはそのままとなっています。

サイドから見てみるとこんな感じ。
こうして見ると、「アヴェンタドールSVJ」の面影はあるものの、それでもかなり過激なスタイリングであることは確か(どうやらホイールは左右で異なるデザインのようだ)。
しかも専用ワイドボディキットを装着したことにより、純正よりも更に4センチもワイドになり、カーボンファイバパーツもフル装備しているので、車体重量も軽量化が施されているそうです。

リヤエンドはこんな感じ。
何かとんでもないデザインに仕上がっていますね…先日発表されたばかりとなるマクラーレン「765LT」を想起させるようなセンター4本出しマフラーをインストールし、リヤバンパーやディフューザーもかなりエグイ形状に。
それでいてリヤウィングやリヤテールランプは純正のままといった感じでしょうか。

なお足元に装着されるアルミホイールは、フロント20インチ・リヤ21インチの異径タイプで、タイヤ規格はフロント255/30ZR20・リヤ355/25ZR21のPirelli P Zeroタイヤを装着。

~インテリアもカーボンとアルカンターラの豪華仕様~

インテリアも見ていきましょう。
ステアリングホイールはグリップ力を向上させた特殊な形状を施し、アルカンターラとフォージドコンポジットを採用した贅沢な仕様に。

こちらは内ドアパネル。全てカーボンファイバを採用スパルタン仕様。
外観同様にグリーンのアクセントがクールですね。

シートはカーボンファイバフレームを活用したフルバケットシート。
その他のダッシュボードやフロアカーペットなども全てアルカンターラを採用しているそうです。

気になるパワートレインについてですが、「アヴェンタドールSVJ」をベースにしているため、排気量6.5L V型12気筒自然吸気エンジンはそのままに、最高出力759hp→800hp/最大トルク720Nm→780Nmへと向上させ、更に0-100km/hの加速時間は2.6秒、最高時速は355km/hにまで到達するとのことです。

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Reference:motor1.com