今日のプリウス…東京オリンピック2020にて使用されるはずのトヨタ新型プリウスPHV/ノア/ヴォクシー/MIRAIが大量放置に。延期が確定した今”TOKYO 2020”の名称はどうなる?

2020-12-09

東京オリンピック間近でこれだけの大量のトヨタ車両が使用さず終いに

2021年に延期が決定した東京オリンピックですが、このイベントの聖火リレーやマラソン等のために準備されていた大量のトヨタ新型「プリウスPHV/ノア/ヴォクシー/MIRAI」が、富士スピードウェイに大量放置されているとのこと(画像を提供いただいたT様には心より感謝申し上げます)。

画像では少し見にくいと思いますが、フロントフードやサイドパネルには”TOKYO 2020”と表記された専用ラッピングが施されているものの、2021年に延期となった場合、「TOKYO 2020」のラッピングはどうなってしまうのでしょうか?


2021年に開催されても名称は「TOKYO 2020」のままで決定

「TOKYO 2020」という名称についてですが、これについては国際オリンピック委員会(IOC)と大会組織委員会の声明により「東京オリンピック・パラリンピック2020」の大会名はそのまま引き継ぐことが決定しているため、富士スピードウェイにて大量放置されている新型車については、そのまま「TOKYO 2020」が流用できることになります。

それにしても…2020年に日本中で使用されるはずだった専用車両がこんなにも大量に放置されるというのは何だか残念に思いますが、おそらくは2021年のオリンピックでは積極的に使用されるでしょうし、オリンピック終了後には中古車やレンタカー等に回るのではないかと予想されます。

もし2021年にモデルチェンジを果たす個体が登場したらどうなるの?

あと、これは個人的に気になっていたことなのですが、2021年夏までの東京オリンピック開催前に、今回放置されているプリウスPHV/ノア/ヴォクシー/MIRAIのどれかが、仮にマイナーチェンジやフルモデルチェンジを果たした場合は、現行モデルを採用するのか、それとも次期モデルを採用するのかは非常に気になるところ。

トヨタとしては新型車のPRも兼ねて次期モデルを採用してくると予想できますが、敢えて東京オリンピック前に発表・発売してくるのか、それともオリンピック後に発表してくるのか、今後どのような動きを見せるのか非常に気になるところですね。

ちなみにMIRAIは2020年後半ごろにフルモデルチェンジ予定

トヨタ初の水素燃料モデル(FCV)・MIRAI(ミライ)ですが、このモデルの2021年仕様となるフルモデルチェンジ版が2019年10月に世界初公開されました。

現行モデルのMIRAIといば、現行プリウスPHVのような釣り目式で重たい顔つきではありましたが、今回はアストンマーティン等のような流線形を描く欧州車チックな顔つきへと変化していることがわかりますね。

新世代プラットフォーム採用で後輪駆動に

今回発表された新型MIRAIの大きな変更と言えば、デザイン性(ワイド&ローでロング、そしてより強く)はもちろんのこと、新世代プラットフォームを採用したことにより前輪駆動(FWD)から後輪駆動(RWD)へと移行されているため、スタイリングベースも現行MIRAIというよりも、レクサスLSのような4ドアクーペに近いものがありますね。

ただ、先進性はある程度採用されているものの、サイドミラーについてはカメラ式ではなく従来式というのもちょっと面白いところ。

こちらはリヤエンド。

若干センターストリップに近いようなリヤテールランプを採用していますが、どことなくルノー・メガーヌのような形状にも似ていますね。

インテリアはこんな感じ。

今回の新型モデルでは、デジタルバックミラーや12.3インチのタッチスクリーンディスプレイ、14スピーカのJBLサウンドシステムも全て搭載された、非常に豪華な仕様となっています。

高級感のあるセンターコンソールですが、センターシフトノブには「プリウス」と同じジョイスティックタイプを採用しているようですね。

航続可能距離は実用性を考慮して640km以上を目指す!

なお、今回のフルモデルチェンジにより航続可能距離を現行モデルよりも30%向上させ、これにより約640km走行可能とする実用性高き一台を目指しているとのこと。

パワートレインの詳細については明らかにされていませんが、発売はおそらく2020年後半ごろだと思われるので、それまでには詳細な情報が公開されるのではないかと思いますね。

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