フルモデルチェンジ版・トヨタ新型「ハリアー」最新情報②!グレード別装備内容の詳細を見ていこう。上位グレードを購入させるためのズルい装備内容で購入意欲が薄れる恐れも?

2020-05-27

~新型「ハリアー」は、詳細を知れば知るほど残念なモデルにならないか心配になる~

2020年6月17日に発表・発売が決定し、更に4月13日には先行ティーザーサイトにてそのデザインが明らかになるトヨタのフルモデルチェンジ版・新型「ハリアー(Toyota New Harrier)」ですが、前回もお伝えした通り、3月16日に配布されたスタッフマニュアル資料を基に新たに判明した情報を展開していきたいと思います(但し、新型「ハリアー」の画像は公開されていなかったため、現行モデルなどを使用しながら説明していきたいと思います)。

既に当ブログでは、どこよりも早く新型「ハリアー」の細かい情報を展開してきましたが、今回はグレード別の細かな主要装備内容を公開していきたいと思います。

今回の新型「ハリアー」は相当にカッコイイデザインに仕上がっているとのことですが、その一方でグレードによって装備内容がかなり差別化されています。
検討されている方も多いとは思いますが、まずはグレード別でどういった装備があるのかをしっかりと見比べていきましょう。


~新型「ハリアー」のグレード内容をおさらい!~

まずは気になるグレードラインナップですが、以下の通りガソリンとハイブリッドで全く同じ名称の5グレードにてラインナップされます。

【新型「ハリアー」グレード別一覧】
[ガソリンタイプ&ハイブリッドタイプ(FF/4WD)]
・S(エントリーグレード)
・G(中間グレード)
・G”LeatherPackage”
・Z(上位グレード)
・Z”LeatherPackage”

新型「ハリアー」のグレードが上記の通りであることを認識した上で、各グレードの主要装備内容を見ていきましょう。

~エントリーグレード”S”の主要装備内容~

[Sグレード Part1 足回り/メカニズム]

・225/65R17インチタイヤ&17インチ×7Jインチアルミホイール(シルバー塗装)
・タイヤパンク応急修理キット
・[ガソリンモデルのみ]ダイヤミックトルクコントロール4WD(4WD車限定)
・ヒルスタートアシストコントロール
・ACA制御
・電動パーキングブレーキ
・ブレーキホールド
・ばね上制振制御
・フロントドアグリーンガラス(UVカット機能付)
・リヤスポイラー
・アウトサイドドアハンドル(カラード)
・3灯式LEDヘッドランプ(マニュアルレベリング機能付)
・LEDハイマウントストップランプ
・サイドターンランプ付オート電動格納付リモコンカラードドアミラー(ヒーター)+補助確認装置
・防眩インナーミラー
・時間調整式ウォッシャー連動間欠フロントワイパー(ミスト機能付)

まずは足回りやメカニズムについてですが、現行モデル同様にエントリーグレードであっても電動パーキングブレーキ/オートブレーキホールドは標準装備されていますね。
この辺りは、車選びの時点ではほぼほぼマストになってくるポイントだと思います。
あとはフロントヘッドライトが単眼ではなく、三眼LEDを採用しているところも大きなポイントだと思います。

[Sグレード Part2 予防安全/衝突安全]

・Toyota Safety Sense(第2世代型)
→プリクラッシュセーフティ(歩行者[昼夜]・自転車運転者[昼]検知機能付衝突回避支援タイプ/ミリ波レーダー+単眼カメラ方式)
→レーントレーシングアシスト
→レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)
→オートマチックハイビーム
→ロードサインアシスト
・先行者発進告知機能
・インテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]
・[ハイブリッドモデルのみ]車両接近警報装置
・バックガイドモニター
・SRSエアバッグ(運転席・助手席)+SRSニーエアバッグ(運転席)+SRSサイドエアバッグ(運転席)+SRSカーテンシールドエアバッグ(前後席)

[Sグレード Part3 操作系]

・本革巻き3本スポークステアリングホイール(シルバー塗装)
・[ハイブリッドモデルのみ]シーケンシャルシフトマチック(10速)
・[ガソリンモデルのみ]シーケンシャルシフトマチック(6速)
・スマートエントリー(運転席・助手席・バックドア/アンサーバック機能付)&スタートシステム(スマートキー2個)
・全ドアワンタッチ式パワーウィンドウ(巻き込み防止機能・挟み込み防止機能付)
・4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ
・[ハイブリッドモデルのみ]ハイブリッドシステムインジケーター
・ステアリングスイッチ
・チルト&テレスコピックステアイング
・ドライブモードセレクト(ECO/NORMAL/SPORT)
・[ハイブリッドモデルのみ]EVドライブモード

新型「ハリアー」では、残念ながらパドルシフトが装備されないとのこと。
個人的にはかなり注目していたポイントでもあるんですけどね…
あとはエントリーグレードということもあって、ステアリング調整は基本的に手動となっています。

[Sグレード Part4 シート]

・ファブリックシート表皮
・運転席8way式マニュアル&助手席4way式マニュアルシート
・6:4分割可倒式リヤシート

[Sグレード Part5 インテリア/ラゲージ]

・ドアトリム・ドアトリムオーナメント・ドアアームレスト
・センターコンソールボックス
・ドアスカッフプレート(樹脂)
・ラゲージスペース(デッキ下収納付)
・[ガソリンモデルのみ]左右独立温度コントロールフルオートエアコン(前席集中モード付)
・[ハイブリッドモデルのみ]左右独立温度コントロールフルオートエアコン(運転席集中モード付)
・ダイヤル式ヒーターコントロールパネル
・イルミネーテッドエントリーシステム
・室内イルミネーション(クリアブルー)[フロントコンソールトレイ・カップホルダー]

[Sグレード Part6 ナビ・オーディオ/その他]

・盗難防止システム(イモビライザーシステム+オートアラーム)
・アクセサリーソケット(DC12V・120W)
・8インチディスプレイオーディオ(6スピーカー)
・DCM(専用通信機)
・充電用USB端子[フロント2個・センターコンソール背面2個] 等

ここは最も注目しておきたいところですが、やはり今回の新型からはエントリーグレードであっても、標準装備にて8インチディスプレイオーディオが必ず装備されることになります。
レス設定ができないとのことで、よりカスタムし難いクルマにしようという考えなのでしょうね。

なお、担当セールスさんの説明によれば、8インチディスプレイオーディオの使い勝手は非常に悪いそうで、画質もそこそこに粗いとのことから、ディーラーオプションとなるナビゲーションディスプレイを設定したほうが良いとのことです(実際に見てみましたが、確かに粗くて見にくい)。

後はガソリンモデルやハイブリッドモデルに関わらず、エントリーグレードからでも計4口のUSBポートが標準装備されているのはありがたいですね。

~中間グレード”G”の主要装備内容~

・Sグレードの装備内容追加
・225/60R18インチタイヤ&18×7Jインチアルミホイール(切削光輝+ブラック塗装)

・フロントドアグリーンガラス(スーパーUVカット&IR<赤外線>カット機能・撥水機能付)
・フロント&リヤバンパー(メッキ)
・アウトサイドドアハンドル(メッキ)
・パワーバックドア
・プロジェクター式LEDヘッドランプ(オートレベリング機能付)
・LEDデイライト
・LEDフロントフォグランプ
・デジタルインナーミラー(前後方録画機能付)
・雨滴感応式ウォッシャー連動間欠フロントワイパー(ミスト機能付)
・Toyota Safety Sense(第2世代型) → アダプティブハイビームシステム
・本革巻き3本スポークステアリングホイール(艶有りブラック塗装サテンメッキ加飾)
・7インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ
・電動チルト&テレスコピックステアリング
・ファブリック+合成皮革シート表皮
・運転席8way式電動パワーシート&助手席4way式マニュアルシート
・運転席電動ランバーサポート(2way式)
・ドアトリム・ドアトリムオーナメント・ドアアームレスト(Z・G用加飾)
・ラゲージスペース(デッキ下収納+シューズボックス付)
・室内イルミネーション(クリアブルー)[フロントコンソールトレイ・カップホルダー・フロント足元・コンソール・助手席ミッドパッド・フロントインサイドドアハンドル]
・ナノイーX 等

続いては中間グレードGを見ていきましょう。
Sグレードに加えて、かなり質感がアップしていますね。

特に新型から採用されるデジタルインナーミラーがGグレードから標準装備(Sグレードはメーカーオプション扱い)となりますし、ステアリング調整も電動式、更には運転席のみ電動パワーシートが標準装備されます。

~上位グレード”Z”の主要装備内容~

・Gグレードの装備内容追加
・225/55R19インチタイヤ&19インチ×7Jインチアルミホイール(高輝度シルバー塗装)

・カラードリヤスポイラー(サイド艶有りブラック塗装)
・LEDハイマウントストップランプ(ロング)
・ドアミラー足元照明(ロゴ付)
・リヤクロストラフィックオートブレーキ[パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)]
・ブラインドスポットモニター[BSM]
・静電式ヒーターコントロールパネル
・カラーヘッドアップディスプレイ
・スマートエントリー(運転席・助手席・リヤドア・パワーバックドア/アンサーバック機能付)&スタートシステム(スマートキー2個)
・ドアスカッフプレート(フロントメッキ加飾・イルミネーション付)
・ラゲージスペース(デッキ下収納+シューズボックス付・デッキサイドボードプレート&フィニッシュプレート[SUS])
・ハンズフリーパワーバックドア
・12.3インチT-Connect SDナビゲーションシステム&JBLプレミアムサウンドシステム(9スピーカー)等

更に上質且つ豪華な装備内容となるのが上位グレードZ。
今回の新型より新たに採用されたドアミラー足元照明(カーテシーランプ)ですが、上の画像の通り、ドアを開けるとロゴが映し出されるそうです(但しトヨタのCIマークかどうかは不明)。

あとはブラインドスポットモニターが上位グレードにしか装備されないというのはちょっと残念。
12.3インチナビゲーションディスプレイは標準装備されますが、CD/DVDデッキの設定ができないこと、ディーラーオプションでも選択できないというのはとても残念な要素だと思いますね。

~最上位グレード”Leather Package”の主要装備内容~

・G or Zの装備内容追加
・ステアリングヒーター
・本革シート表皮
・運転席8way式電動パワーシート&助手席4way式パワーシート
・運転席電動ランバーサポート(4way式)
・シートヒーター&シートベンチレーション(運転席・助手席)
・運転席オートスライドアウェイ(マイコンプリセットドライビングポジションシステム)

最後は中間グレードGと上位グレードZにのみ設定が可能なLeather Package。
その名の通りシートが本革になり、シートヒーター&シートベンチレーション(シートクーラー)、ステアリングヒーターが標準装備されます。
ただ、新型「RAV4 PHV」のように後席シートヒーターが装備されないのは非常に残念なポイントだと思いますね。

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