意外と人気?スズキ公式が公認した新型「ジムニー」をピックアップトラック化した「ジムトラ」の納期が1年以上に。どうしてここまで人気が出ているのか?

2020-05-27

~やはり「ジムニー」は「ランクル」同様に世界に通用するグローバルモデルだ~

以前、ニュージーランドのスズキ・ディーラーが、新型「ジムニー・シエラ(Suzuki Jimny Sierra)」をベースにしたピックアップトラック(ジムトラ)のコンバージョンパッケージを装着した「ジムニー・ユート(Jimny UTE)」を正式に発売したことを明らかにしましたが、何とこのモデルの納期が1年以上に伸びているのこと。

従来の「ジムニー」でも1年近くの納期がかかっていて、おまけにジムトラ仕様にコンバートするとなると、更に80万円の追加費用が発生するわけですが、どうしてここまで人気が高まったのでしょうか?


~品質面や卓越したオフロード走行の評価が高い~

「ジムニー・ユート」の大きな特徴といえば、コンパクトなボディでありながらも充実した積載量を持つピックアップトラック仕様で、それでいてスズキ「ジムニー」ならではの頑丈なフレーム構造と高い品質、そして低価格でありながらもメルセデスベンツ「Gクラス」やトヨタ「ランドクルーザー」のようなオフロード走行にも適したパートタイム4WDを搭載していることが大きな理由と言われています。

ラダーフレーム構造を採用していることも魅力の一つ

「トラック仕様にしたことで剛性が下がったり、足回りが弱くなったりするんじゃないの?」といった疑問もあるかと思いますが、モノコックシャシーを採用するモデルに比べ、「ジムニー」に採用される汎用性の高いラダーフレーム構造は、キャビンやパネル類を乗っけるだけのシンプルな構造となるため、仮に上のようにBピラー以降をカットしたとしても、耐久性や剛性に関しては何ら大きな影響は受けないと考えています。

結構衝撃的な光景ですね…
ニュージーランドでは「ジムニー」の需要は非常に高く、更には「ジムニー」のキュートな丸目ヘッドライトも人気が高いようで、ジムニーユーザーだけでなく、デザインで購入する新規ユーザーも増えていることも嬉しいポイントではないかと思います。

~日本市場での販売の可能性は?~

こちらが積み荷を搭載した「ジムニー・ユート」。
このモデル、ニュージーランドだけでなくオーストラリアでも導入するよう要望があったそうですが、今現在はニュージーランド以外での販売の可能性は低く、更には例の社会問題の影響により生産スピードの低下や大幅な納期遅れが生じているため、ある程度のベースが整ってから再度検討を進めていくとのこと。

もちろん、日本市場での販売も期待したいところですが、日本市場も現在「ジムニー/ジムニー・シエラ」共に1年以上の納期となっているため、なかなかジムトラを導入するのは難しいのではないかと思ったり。

ちなみに、ニュージーランドでの「ジムニー・ユート」の価格帯はコンバート分の費用も含めると350万円をこえてるため、かなり割高に感じますが、スズキ本来の安全性もお金で購入することを考えたら、十分買いといえる一台ではないかと思ったりします。

☆★☆「ジムニー」関連記事5選はコチラ!☆★☆

Reference:motor.es