【意外な事実】フルモデルチェンジ版・ホンダ新型フィット4のe:HEV技術はF1のハイブリッド技術に採用されてるって知ってた?

2020-05-27

~新型フィット4のハイブリッド技術はかなり応用性の高い貴重なユニットだと思う~

2020年2月に発表・発売されたホンダのフルモデルチェンジ版・新型フィット4(Honda New FIT4)ですが、実はこのモデルに搭載されるデュアルモーターハイブリッドシステムe:HEV(イー・エイチ・イー・ブイ)が、レッドブルまたはアルファタウリF1のハイブリッドユニットに採用されているのをご存じでしょうか?

もちろん、全く同じユニットが採用されているわけではないものの、F1の各車輪にモーターが搭載されることで、エネルギーの再利用とエンジン出力をサポートするバッテリーを効率的に充電することにより、常に高いパフォーマンスの走りを提供しているとのこと。


~当たり前の技術を”奥深さ”で更に便利なものに~

なお、ホンダのパワーユニット開発責任者である浅木泰昭(あさき やすあき)氏によると、F1チームはスポーツ規制に準拠するために使用する燃料のボリュームを慎重に管理する必要があるため、こうした高効率でチャージングできるようなハイブリッドシステムは重要視しているとのことで、更にはF1のパフォーマンスを最大限に発揮できるだけの素質も備わっていることから、今後更なる改良型も登場することが期待されています。

新型フィット4は、ぱっと見の外観はとてもキュートで愛嬌のある顔つきですし、どこかフランス車のような雰囲気も兼ね備えるオシャレな一台ではありますが、意外にもハイブリッドシステムはF1技術にも流用されるほどの応用性があることがわかり、改めてホンダの技術の奥の深さを知った気がします。

参考までに、新型フィット4 e:HEVに搭載されるパワートレインは、排気量1.5L 直列4気筒i-VTECエンジン+デュアルモーターを搭載しますが、システム総出力109ps/最大トルク253Nmを発揮するものの、実際に所有して運転してみると数字では感じられない程の滑らかで伸びのある加速が体感できますし、何よりもモーターの強いアシスト力によって、意外にもノンストレスでダイレクト感があるのもポイント。

それでいて質感も高いですし、競合他社とスペック数値で競い合うよりも、「気持ちの良いクルマ」を作ることに主眼を置いているため、そういったところのギャップも新型フィット4の魅力だったりします。

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Reference:CARSCOOPS