その名はヴェルデ・エルメス。激渋グリーンのマイナーチェンジ版BMW新型M550i xDrive(5シリーズ)が登場。レッドブレーキキャリパ採用でスポーティに

2022-07-05

新型5シリーズは”スポーツ”というよりも”ラグジュアリー”な一台かも

先日、BMWのマイナーチェンジ版・新型5シリーズ(New 5 Series)が世界初公開され、その中でレンジトップモデルとなるM550i xDriveも紹介されましたが、このモデルをベースに激渋グリーンのボディカラーがラインナップされていることが明らかとなりました。

BMW Blogの情報によると、今回公開されているグリーンカラーは”ヴェルデ・エルメス(Verde Ermes)”と呼ばれる特別カラーとのことで、ジャガーなどにて採用されているような英国紳士系のブリティッシュグリーンとはまた異なる、更に上品さを加味しているように感じられますね。

もちろん、従来のカラーラインナップにて設定されているものではなく、特別オプションとなるBMW Individualにて設定できるもののため、そのオプション費用も数十万円から数百万円レベルと言われています。


ボディカラーに加えてM550i xDriverの細部もチェックしていこう

ヴェルデ・エルメスにペイントされた新型M550i xDriveですが、キャラクターラインやサイドのラインが強調された美しいカラーで、紳士さのなかに力強さと奥深さが感じられます。

恐らくですが、このカラーが新型4シリーズ/7シリーズ/X7といった巨大キドニーグリルを装備したモデルになるとマッチするのは難しく、落ち着いたフロントマスクを持った個体に似合う色合いなのかもしれません。

ちなみにフロントエンドのキドニーグリルはワイド化され、グリルフレームやヴァーティカルスリット部分はオールブラック仕上げで引き締められています。

トランクスポイラーはスポーティなブラックではなく、敢えてボディカラーと同色にすることでナチュラルな仕上がり。

この辺りはフロントのキドニーグリルとの差別化が上手く施されていると思います。

リヤロアバンパー部分はこんな感じ。

ブラックのところは素地タイプではなく、艶有りブラックにペイントされているようにも見えますね。

足回りはスポーティなレッドのブレーキキャリパを装備

そしてブレーキキャリパはレッドにペイントされたスポーツ仕様。

このあたりのさりげない主張は結構アリだと思います。

ちなみに新型M550i xDriveのパワートレインは、排気量4.4L V型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力530hp/5,500rpm、最大トルク750Nm/1,800rpm~4,600rpmを発揮するハイパフォーマンス仕様。。

0-100km/hの加速時間は3.8秒と非常に早く、旧世代のM5(F10)よりも速く、優れた性能を持っていますね。

最後に気になる新型5シリーズのアメリカ市場での価格帯ですが、エントリーグレードの530iが約583万円から、530eが約615万円から、540iが約664万円から、そして最上位グレードのM550iが約826万円からの販売となり、2020年7月より出荷される予定となっています。

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Reference:motor1.com