何とエンジンはスズキ製!ラディカル新型SR3 XXが世界初公開。究極のハードコアトラック仕様で0-100km/h加速時間は約3秒を実現

2022-07-06

これまたとんでもないモデルが登場してしまったな…

イギリスの自動車メーカーでお馴染みラディカルから、SR3シリーズの最新ハードコアモデルとなるSR3 XXが世界初公開されました。

今回公開されたモデルは、ラディカルとパートナーシップ契約を結んでいるAiM Technologiesとの共同開発によって生み出された究極のレーシングモデルとのことですが、その見た目からして過激なレーシング仕様であることがわかるぐらいにエクストリーム。

しかもEVアーキテクチャを利用しているため、ソリッドステート電源管理及びデーター収集システムが盛り込まれていることから、これまで煩わしかった電気配線がほとんど不要となり、非常にシンプルな内部構造に仕上がっているとのこと。

ぶっちゃけ中身がどのように変化しているかまではわからないものの、大幅な軽量化はもちろんのこと、最新システムの電気データーや診断、テレメトリーをより迅速的に処理する力が備わっているため、おそらくトラックモデルとしても圧倒的なスペックを持つ一台なのではないかと考えられます。


エンジンは2種類をラインナップし、0-100km/hの加速時間は3秒台!

しかもこのモデル、見た目は完全にレーシング仕様で、エンジンもラディカルオリジナルのものを搭載しているのかと思いきや、何とスズキ製の排気量1.34L/1.5L 直列4気筒エンジンの2種類をラインナップしているそうで、いずれもパドルシフター付きとなる6速シーケンシャルトランスミッションと、Quaifeリミテッドに連結。

気になるスペックですが、エントリーグレードとなる排気量1.34L 直列4気筒エンジン搭載モデルについては、最高出力195hpを発揮するも、超軽量ボディということで0-100km/hの加速時間は僅か3.3秒、最高時速は227km/hにまで到達します。

そして上位グレードとなる排気量1.5L 直列4気筒エンジン搭載モデルともなると、最高出力226hpを発揮し、0-100km/hの加速時間は更に0.2秒短縮の3.1秒、最高時速は236.5km/hにまで到達します。

加速性能だけを見たら、ランボルギーニやフェラーリのエントリーミドシップモデルを圧倒するレベルなので、感覚的にはレーシングカーに乗っているというよりも、モーターサイクルに乗っている感じなのかもしれません。

足回りやオプション関連は充実しているも、やっぱり価格が気になるところだが?

そしてこのモデルがハードコア仕様であることを証明するもう一つの理由が、足回りに装着されるサスペンションが非常に優れているとのことで、四隅全てに調整可能なNik-Linkサスペンションシステムを採用し、フロント・リヤにて調整可能なプッシュロッド、交換可能なロールバーを装備。

そして足回りのブレーキ性能については、フロント・リヤ共に4ピストンの280mmディスクを装備しているとのこと。

インテリアはかなりシンプル。

無駄なものは一切排除したスパルタン仕様で、デジタルディスプレイを備えるレース風のステアリングホイールと、ECU、データー、照明用のスイッチといったシンプルなセンタースタックにて構成されています。

オプション内容については、スピンセーフクラッチシステムやカーボンファイバーフロントダイブプレーン、エアジャッキシステム、FIA認定燃料電池、圧力モニタリングシステム、タイヤ温度モニタリングシステム、ライドハイトセンサーなどをまとめて搭載するパッケージオプションもラインナップされているそうです。

気になる価格帯についてですが、今回はあくまでもワールドプレミアということで、恐らく近日中に更なる詳細があきらかになるのではないかと思います。

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Reference:CARSCOOPS