全米にて広がるデモ・暴動において、今度は警察がクルマのタイヤをパンクさせるという最悪の行為に→なお警察は「悪質なデモを抑止するためだ!」と主張【動画有】

2022-07-07

デモを行う人間や警察も本来の目的を見失っているようにしか見えない

2020年5月25日、アメリカのミネアポリス近郊において、デレク・ショービン元警察官がアフリカ系アメリカ人の黒人男性であるジョージ・フロイド氏を殺害したとして、これによるデモ抗議並びに全米にておいて略奪や放火などの暴動が始まっていますが、そんな中でミネアポリスの武装警察官たちが、何の罪もない自動車のタイヤをナイフを使ってパンクさせるというとんでもないイタズラ行為が撮影されています。

しかも、上の画像ににある車両は一切デモに関係のない車両であるとして、その車両に対してタイヤをパンクさせる行為は極めて悪質であり、更には警察官たちがヘラヘラと笑いながらイタズラ行為をしていると報道されています。


これが常識やルールなどを失ってしまった今のアメリカなのか…

このほかにも、シボレー・インパラやフォード・フュージョンといった路上にて放置されている車両に対しても、何の躊躇も無くタイヤをパンクさせているとのことで、その被害件数は既に50件以上に到達しているそうです。

これについてミネアポリス警察は「これ以上の暴動を防ぐために、私たちが今できる最大の抑止でしかない。タイヤをパンクさせたことは認めるが、そもそもの暴動が無ければここまでにはならなかった」と説明しています。

暴動を抑えるためであれば、警察だろうと何をしても良いのか?と言われるとそういうわけではありませんし、デモを起こす人も警察も本来の目的を見失っているようにしか思えず、「これだけ目的をはっきりと見失った暴動は終息するのか?」という不安はかなり大きいように感じますね。

それにしても…ミネアポリス警察がこれだけ容赦なくタイヤをパンクさせて国民に迷惑をかけているにも関わらず、自身が行っている行為は間違っていないと正当化しているところも驚きですが、ここまで来てしまうと民度とか常識とかルールなどは一切関係なく、抑止できるのであれば手段を選ばないというところまで来ているのかもしれません。

【George Floyd death: Protests continue in dozens of U.S. cities】

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Reference:CARSCOOPS