スバル等の国産スポーツカーを盗難・バラバラに分解して販売したとされるJ-Spec Autoが声明文にて盗難を否定→さらに大炎上で取り返すことは不可能?

2022-07-06

ここまで問題視されていたJ-Spec Autoから驚くべき声明文が公開

先日、スバル・インプレッサWRX STIやホンダ・インテグラ・タイプR/シビック・タイプR、更には日産シルビアS15といった国産スポーツカーが盗難されるだけでなく、それらが全てアメリカのカーショップであるJ-Spec Autoによって販売されているとして大きな話題となりました。

今回の一件について、日本だけでなくアメリカでも盗難疑惑を持たれているJ-Spec Autoの公式FACEBOOKにて声明文が公開されましたが、その内容が非常に言い訳がましいもので、最終的に「私たちは合法にて輸入している。だから盗難被害を受けたオーナーは心から同情する。とても残念だ」と説明しており、あくまでもJ-Spec Autoは盗難したことを認めず、謝罪しなかったとして更に大炎上しています。


千葉の某サプライヤがJ-Spec Auto唯一の仕入先でないことも明らかに

なお、今回の事の発端については別のニュースサイトでもご紹介している通り、J-Spec Autoが今回このような声明文を発表したということは、そもそも盗難に関わっていたのか?といったところでも注目されていて、仕入先として直接的なつながりを持つ千葉県佐倉市拠点のJDM RACING JAPANが関与しているのかも明らかになっていません(もしかしたら被害者側の可能性もある)。

ちなみにJ-Spec Autoの声明文には、「JDM RACING JAPANは唯一のサプライヤではない」と説明しており、JDM RACING JAPANは、パーツソーシングと物流を担当しているJ-Spec Autoのパートナー企業のバナー名で、アメリカでは入手できない国産パーツを仕入れている企業の一部に過ぎないことから、やはり別の関わりを持つ日本の仕入れ先を調べていく可能性も高そう。

もしかすると、私たちが全く知らない新たな仕入先が関与している可能性がありますが、盗難車がどのようなルートにてアメリカを輸出されたのかも調べる必要があると思います。

調査範囲は仕入先だけでなく、輸出業者や税関も対象となるかもしれない

しかし、それを調べる以前に輸出に必要な書類が偽造された可能性もあるかもしれず、それの調査を進めるにも更に労力と時間がかかりますし、もっと言ってしまえば輸出を担当した人物や、税関に居た人物がJ-Spec Autoもしくはそれに関係する仕入先などと何かしらのつながりがあったと考えたら、これはこれでまた話がややこしくなりそうな気がしますね。

そして最後に事の発端となっているホンダ・シビック・タイプRの盗難の件についてですが、これについては既に被害を受けた人物との間接的なコミュニケーションをとっているとして、盗難車から分解されたパーツがどのようなルートで移動したのかを追跡している段階にあるとのこと(そもそも所有者とやりとりをしているのかも不明)。

これだけ問題視されていて疑惑の念を抱かれているJ-Spec Autoですが、今回の一件で加害者側になるのか、それとも被害者側となってしまうのかは今後の調査によってあきらかになるかもしれませんが、盗難された車両が既に輸出されてしまっているのであれば、オーナーの元に戻ってくる可能性は極めて低いかもしれません。

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